今日は少し飲みすぎた。
ワインをほどほどで止められないと、その後感想をまとめる身としてはつらいところ。
それだけ今日のミラモンテの魅力がある、と気づくのと同時に閃いたことがあった。「今日のおかずだったらみんな(ワインが)ウマかった」という妻のつぶやきからだ。
妻にはサンタを主についでいた。メインは人参の豚ロース巻き醤油味。つぶやいた言葉を噛み締めているうちに、甘辛とカベルネの関係がすっと胸に降りてきた。
甘辛醤油=カベルネ は抜群の相性だ、
という単純で深〜い真実だ。
昨日のように行司役が、真鯛の塩焼き=塩&オイル、にはミラモンテのような、柔らかい美味しさを持つワインが際立つ。昨日のレビューとは真逆に、今日の濃い甘辛味のおかずには、カベルネワインの擦れて枯れたブドウ味がしっくりマッチングされて、尖った性格もプラスに変えてしまう。まさに濃いウマ赤ワインのマジック。
自分の舌や味覚は、北関東の濃い醤油味に育てられた。対して妻は神戸の「塩」文化育ち。生活をともにしてから、赤穂の塩をはじめとする海塩の旨味を知った。それでもワインの好みはいっしょなのが面白いところ。
ミラモンテおいしい、サンタもいいね、とブルーチーズとともに交互に飲み比べして、カマレロも再考しなくちゃ、となったらもう今日は思考はグチャ。
ただ最後に今日の勝者は、サンタだということは間違いない結果だ。