リトルペンギン 愛くるしい味

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果実味深いカベルネ。おすすめの風格。ワンコインワインの一つの極致

8月の地方巡業場所だが、このクラス本命の1本だ。今月8本目のプレビュー。

リトルペンギン、豪のカベルネ・ソーヴィニヨン。イオンで購入、780円。

前から飲んでいる、知っている濃いウマ。なかなか書く気になれなかったのは、これだけいろいろ試した後でないと真の実力があるか、不安だったからだ。

でも大丈夫。今日は旧知の対決に欠かせない友コンドルとともにレビュー。自分の基準。当てになる1本と比べればブレないはず。

何が違うって、香りと甘みの差。深くまた遠いところからくる風味の差は開けた瞬間からすでに2馬身リード、というくらいの美味しさ。もちろんコンドルも最初から負けてはいられない。オーク風味をたたえ、柔らかい味の中に本来のチリカベ味をこれでもか、というくらい突き押してくる。リトルペンギンはその立会いの当たりをしっかり受け止めた。ここは馬力の差というか、3500CCの排気量のエンジンと1800CCの車体で目一杯アクセルを踏むクルマの差はつく。余裕を感じる「味」の違いだ。値段は少し高いのが惜しい。ポークソテーとともに。

まだ横綱と対戦して最終番付するが、コスパは少し劣ったとしても、もうたまらない味と実力。街で評判のウワサの美女が目の前に現れたよう、スッピンでこのたたずまい、という凄さ。

リピート度☆☆☆☆☆ 5つ リピートしない理由がない

味の濃さ率☆☆☆☆★ 4つ ベリーの風味が立つ「濃さ」

食べ合わせ☆☆☆☆★ 4つ 醤油味良し、単独飲み良し。八方良し。

計13 売価780円÷13=

コスパ度60円 これでも上代は高いから、毎回買えない

ハズレない人のペルソナ

米西海岸のカベルネとも違う、豪の甘みある力強さある味が好きな人