今日は雨風にそなえ慌てて帰り買い出しにむかったが、大手スーパーのパン売り場や欲しかった単一の乾電池はすべてカラっぽ。一抹の不安がのこるが、台風接近前に今日中にはレビューを残しておこう。
昨日に続き、スタンプ シラーズを飲む。今日は同じスタンプのカベルネと飲み比べだ。同じ豪のハーディーズ製の赤ワイン。でも仕上がりの味ははこんなに、というくらい違う。
シラーズは細身の体格をしているが、飲むと甘さがしみいる。痩せているわりには味のボリューム感がある、しなやかな味覚。一方のカベルネは熟された長く余韻の残る、慣れた味、枯れた感じですべてわたしのお好みなのは、ご存知のとおり。
メインのおかずは、久しぶりのポテトグラタン・チリトマトソース風味や。少し寒くなってきて登場回数もふえそう〜。この少し主張の強いメインおかずと合わせた時に、ぶどうの特質ははっきりあらわれる。こうした時の、
シラーズはどこか「弱気」
強め、濃い目のソース系が口にはいるだけで、味覚は多分に支配される。この戦火の中では甘さをふくんだシラーズの赤では、なかなか味を感知する神経までたどりつけない。隙間に潜り込むので精一杯。
一方こういう時のカベルネは抜群の威力がある。メインを口の中からサッと洗いながして、赤ワインの複雑な味わいだけちゃんと残していく。味のステージを見る観客席のど真ん中に陣取る、ふてぶてしさは決して譲らないのだ。
やさしいメインの魚や素材の焼きっぱなしのような自然の味わいとともに飲むと、シラーズ本来の輝きは戻ってくる、と思う。
リピート度☆☆☆★★ 3つ 買いやすい価格帯は高評価
味の濃さ率☆☆★★★ 2つ 痩せ気味の濃さ
食べ合わせ☆★★★★ 1つ 料理を選ぶ。むしろ単独のみがいい
計6 売価500円÷6=
コスパ度 83.3円 豪らしいなめらかさがいい
ハズレない人のペルソナ
甘さひかえめ、明日に引きずらない程度に酔いたい夜にピッタリ