カーラの開栓後の熟成が進んでいる、すごい。これは評価を見なおそう。
しかも、同時に飲んだのが、同郷の士であるチリでカベルネソーヴィニョンという組み合わせだ。フツーでいけば、番付上位遥かに格上の横綱たちを相手にとうてい歯がたたないはず。
と思いきや
激安のチリカベ であるカーラが、そこそこ試合になっているではありませんか!
行司役のメインは、堂々と国産牛のステーキ(しんたま)で戦った。
はじめ一口。カーラの軽さが相当熟成され味が落ち着いている。ステーキの脂身の甘みをじゃましない。これは潤滑ワインとしては立派だ。
すぐにコセッチャ を流し込む。広がる香りと果実味の深さ。でもステーキとの合わせ方は「コレでいいのか」少し迷う。ワインそのものを飲みたいのか、メインとともに味わいたいのか?という中でのチョイスだ。
そのあとに、スリーメダルスを飲む。この濃さはもちろん。長く香るホワイトオーク臭が好きか、という好みの差があることはいうまでもない。
同じチリカベ なのにこの違い。購入価格もカーラ(333円)、コセッチャ(598円)、スリーメダルス(699円)とならべると同じ棚にあったら迷う。スリーメダルスがはたしてカーラ2本分の価値があるのか?最初においしい食卓がいいのか?自分ひとりのみ?それぞれのシチュエーションで、味が変わっていく。
でもこの楽しさがワインの魅力
同じワインの組み合わせとしても、季節・メインのおかず・食卓を並べる人により(変動要素)大きく評価は変わっていく。
オススメも絶対評価ではないので、これからもチョクチョク、ブログをのぞいてみてください。