昨日に続き、フランスのワンコイン至宝?シレーヌ・デ・ペラルを連日、再検証する。

対戦は、おおよそ600円以上の売値で争う地方巡業の猛者たちが相手。きついぞ!
最初はウッドブリッジ。チリとは違うCA(カリフォルニア)ワインで比較する。何ともビミョーな感じ。まず前提として繊細さと力強さを同じ土俵で比べる?設定が間違っていたのか、ウッドブリッジは当然パワー(味の厚み)ではガンと押し切られる。
でも飲んだ後おいしいかという点では、まさにライオンとタイガーの死闘といっしょ。エリアで交わることのない戦いでは、好みの差しかつかない。

正直今日の行司役のチキンのワイン煮では、ペラル優位。
さて、ここで
少し話しは脱線するが、今日のワイン煮にどばどば入れたワインははたして何だかわかりますか?
自分的結論が出た。断然ここは言い切るが、ダメワインほど煮込むとおいしくなる。
(酷評した)コンプロットが何とここまで美味しく変わるなんて‥素晴らしすぎるおかずへの変身だ!!

次の対戦は、スリーメダルス。再戦扱いで勝負をいどむ。
テイスティングでどうかといえば、残念ながらスリーメダルスの後味はスッ〜と抜けすぎる。いいのだけれど、本格派を売りとする「濃いウマ」ペラルにまたも軍配。

料金的にはランク外、番付でも通常場所の王者・横綱コセッチャとではどうか?
かなりコセッチャ の雰囲気はでてる。いい感じ。がっぷり4つから右をさしこんだのが、ペラル。まけじと左を差し返すコセッチャ。長い相撲となった。
最後は体格に勝るペラルが、押して押して押してそのまま寄り切った。
認めるよ、コノ仏ワイン。
フランスものでここまでワンコイン濃いワインで、ほめられるものは飲んでなかった。
堂々地方巡業では横綱格。買い、の仏モノが見つかったね!
昔話で恐縮だが、漫画デビルマンの主人公・不動明を攻めたデーモン軍団のひとりは”シレーヌ”だったことを思い出した。心情的にも戦いにくい、強敵だったもんね。