12月最終の日曜日。今月は新規で10本の500〜1000円未満の赤ワインを開けて、その味を自分なりに確認した。その中で、売価を500円前後とほぼほぼ700円に近いモノでは比べるのにハンディがあろう、ということで、700円前後を地方巡業と呼んで番付を分けて発表している。
その地方巡業は、少し高めの価格帯のためハズレは避けたい。どうしても格付け・番付作業はシビアになりがちだ。
12月は期待をよそに、なかなか美味しいワインが隠れていたので、注目して!
まずは、キング横綱から。
横綱(東)Tierra Nueva reserva ティエラヌエパ・レゼルヴァ
横綱(西)Cono Sur コノスル
チリカベ勢にさらに「コスパ」の個性を持ってドーンと割ってきたのが、フランスの新星バティス・デュ・マルキ。ダーク色の濃さ、濃い香りと果実味で飲むものを惹きつける魔女の登場だ。仏のシレーヌの奥ゆかしさはない。
張出横綱(東)Robert Mondavi WOODBRIDGE ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ
張出横綱(東)Silene des PEYRAILS シレーヌ・デ・ペラル
張出横綱(西)Cono Sur コノスル メルロー
張出横綱(西)Monoir GRIGNON マノワールグリニョン
張出横綱陣に、はやくも陥落した、シレーヌ。ここはさらに、強力なコスパを持つ、バティスの張り手一発で吹っ飛んだ。この辺は間違いない濃さ。
次は、大関や!
大関(東) CANEPA Reserva カネパレゼルヴァカルメネール
以下は西大関と張出大関たちのラインアップ。どれも美味しいが、全体的にやや単調な味のイメージがつく。
大関(西) LOMAS de MELOZAL ロマスメロザル
Casa Silva Collection カサ・シルヴァ コレクション
張出大関(東)Tres Medallas スリーメダルス
(西)CANEPA Reserva カネパレゼルヴァ カベルネ
ここも横綱とは違う「何か」が足りない。惜しい世代だ。そこでモンラベッシュの番付はやや下げた。仏攻勢で、ブレンドの濃さに少し疑問が残るのだ‥。バティスVSペラーヌVSカサシルヴァVSモンラベッシュで戦い、ハッキリさせるのはアリだな。
関脇は以下で
フィンカはマルベック 祭りで評価を上げた。エストはチリでもこれから伸びそうだ。
関脇(東)FINCA フィンカ
(西) YELLOW TAIL イエローテイル シラーズ
小結陣は以下で。
タタチッラ は実力的にはレアレスより「上」と見ているが、小結は、皆個性的な強さをもつな〜。レアレスは一気にここまで下った。これは線の細さとスペインという慣れない味のせいか?一時的なものか?
小結(東) Tatachilla タタチッラ
前頭上位
コルボは前頭上位へ、普通に考えると順当なところだ。全体に急に腰が軽くなるイメージだな。ウエストファリーは24時間置けば、伝統的な味が蘇る。ディーキンはいいのだけれど、融通が効かないタイプ。
Chateau Westphalie シャトーウエストファリー
CHIAITI il Baggio キャンティ イルバッジオ
DB family Selection shiraz cabernet DB
R Mondavi Twin Oaks ロバートモンダビ ツインオークス
中位以下は変わらず、コメントなし。
前頭下位 FORTANT フォルタン
Le Marquis de Beau Round マルキドボーラン
Bordeaux Duhard メゾン・デュアール
十両 Re TEODORICO レ・テオドリコ
Moletto モレット
Vinocity ヴィノシティ
明日は新規残りの4本。ここでも輝くワインが出る!12月はアタリ月や!