昨日もうひとつはっきりしなかった、シャヴァリエ・キャサールの味を確定したかったので、残っているワインとさらに比べて対決してみた。
本日の行司役は、豚肉とポテトの細切りいため。全体に塩ベースのしょうゆ味だ。
キャンティは一番早く本来の味がわかった。サンジョヴェーゼ主体でも特に軽辛い。塩味だと逃げようのないワイン。嫌いな赤の感じではないが、比べてしまうとその腰の軽さと辛みがかった後味は、トマト味イタリアン以外の料理を簡単に否定してしまう。
ワナコはこうしたチリカベ 及びカベルネ以外の対戦では有利なのかもしれない。味が特に甘いわけでもないのに、スッと奥にスムーズに入っていく快感。軽さがなんにせよこの2者相手では、相撲でいうと何の組み手でも、技がかけられそうな雰囲気だ。このなかでは特に光ってみえた。
さて、シャヴァリエ ・キャサールだ。フランスの良いところであり、悪い点もあるのが、濃厚な味付けでないと受け付けないこと。塩味メインでは、粗探しになってしまうが、どうしても苦渋さ(初めて使う表現だが)が前に出てくる気がする。
わたし的には、やはり飲めない。
キャサールは久しぶりのワイン煮行きに決定し、しばらく口にすることはなさそうだ。でも料理に使うと、こうしたワインほどすこぶるよい味つけに変わる、のがとても不思議だ。
考えたら、フランス対イタリア対チリ という対決だった。
結果ここでは ワナコ > キャンティ > シャバリエ・キャサールという番付になりそう。
また明日。