ペイドックに当たりは少ない MY法則通り
改装まもない、スーパー・リンコスに来店。緊急で食材を買いに行ったのだが、そのまま出るに出られず、つい赤ワインを買ってしまった。
それがこちらのフランスのペイドック(本当にざっくりいえば家飲み/日常のみワイン)
ロシェ・マジェ カベルネソーヴィニョン Roche Mazet Cabernet Sauvignon
ここでの紹介できる、上限に近い898円(税別)。
少しペイドックについてググっていたら、開いた最初のページ目六番目に、ロシェ・マジェ単独のWEBページがあるのを発見!みんな注目してるんだ〜、びっくりしつつ感心した。
フランスNo.1ワイン、とPOPに書かれた理由を調べたのかな‥ (仏全カテゴリー、全地域の中で最も売れている・愛されているブランド、だそう)
では、好き嫌い別に結論をずばっと!
このワインの試飲結果
軽辛路線で飲みやすさ重視。ほんとに誰でも飲めるワインではある。
◆ワインオクターブ論で表現すると‥
半オクターブ+2ハイ
いわゆるボリューム感よりも飲みやすい辛さを前面に、料理の引き立て役を務める
その理由とは‥
メインは、中華の麻婆豆腐。辛さは2種類用意し、妻用には辛さのないヤツをサーブする。家族には高評価を得た日、Thank you!
初出につき、誰でもわかる情報を語っておきますか。(裏書きから。詳しくは前出のWEBで)
- アルコール度数 12.5度(標準的な濃さ)
- 産地関連 南フランスで多種多様なワインが生まれる地、だそう
- 飲み頃温度 16°C (WEBから。アペリティフでも楽しめるとやたら強調)
- 説明書き: リッチでまろやか、バランスがよく骨格のしっかりしたワイン(WEB) カシスやさくらんぼのアロマとともに、ヴァニラやトーストのニュアンスが感じられ、しっかりとした骨格のあるワインです(裏ラベル)
輸入は、ふるくからの名門 国分グループ本社(株)でした。
首にあるPOPには、
■ワインコンクール金賞
■フランスNO.1ブランド
という煽りコピーがすごい。
VS ナティバ カルメネール
フランスワインは産地・作り手・ぶどう種類等、統計立っているだけに「味の仕上がり具合」の予想がつきやすい。それはマーケティング戦略上とても正しいことなので問題ない。けれども、
ワンコインを紹介するこのブログの中ではその常識を何とか、ひっくり返して「こんなワインあったの!」を期待しているのだが、フランスワインではなかなか難しいので、選ばないという循環になっている。
さて今回の、ロシュ・マゼも同じだった。
南仏のペイドック。カベルネソーヴィニョン。売れ筋。
これを掛け合わせても一般的には、「濃い」「ワンコイン」「美味しい」にはなかなかリンクされてこない。一定のボリュームはあるが確かに前菜止まり、で合わせた方が無難な味だし、辛さも高めにふられる分、軽さだけが目立つワインとは違う。
味はどっちつかずで、飲みやすくまずいわけではないけれど、濃くないせいでどうしても中途半端な評価にせざるをえない。
「濃いウマ」基準には合わない、ということで大変ご愁傷様でございました。
飲み比べは辛め特徴のナティバ の勝ちです。
リピート、濃さ、相性度
リピート度 ☆☆★★★ 2つ チリや他欧州ワインに比べて、明らかに高いのがネック
味の濃さ率 ☆☆★★★ 2つ バランスはいいのだが
食べ合わせ ☆☆★★★ 2つ 仏らしく食を引き立てて脇役に徹しているのはさすが
計6 売価898円÷6= の結果は?
コスパ度・このワインの総括
コスパ度149円 フランスワインはコスパを基準にして選んではいけない。
ハズレない人のペルソナ
フランスワインは品と見栄えを買う、と決めている人