ロシュ・マゼ CS  中途半端な仏ワイン

この記事は約3分で読めます。

ペイドックに当たりは少ない MY法則通り

改装まもない、スーパー・リンコスに来店。緊急で食材を買いに行ったのだが、そのまま出るに出られず、つい赤ワインを買ってしまった。

それがこちらのフランスのペイドック(本当にざっくりいえば家飲み/日常のみワイン)

ロシェ・マジェ カベルネソーヴィニョン Roche Mazet Cabernet Sauvignon

ここでの紹介できる、上限に近い898円(税別)。

少しペイドックについてググっていたら、開いた最初のページ目六番目に、ロシェ・マジェ単独のWEBページがあるのを発見!みんな注目してるんだ〜、びっくりしつつ感心した。

フランスNo.1ワイン、とPOPに書かれた理由を調べたのかな‥ (仏全カテゴリー、全地域の中で最も売れている・愛されているブランド、だそう)

では、好き嫌い別に結論をずばっと!

このワインの試飲結果

軽辛路線で飲みやすさ重視。ほんとに誰でも飲めるワインではある。

ワインオクターブ論で表現すると‥

半オクターブ+2ハイ

いわゆるボリューム感よりも飲みやすい辛さを前面に、料理の引き立て役を務める

その理由とは‥

メインは、中華の麻婆豆腐。辛さは2種類用意し、妻用には辛さのないヤツをサーブする。家族には高評価を得た日、Thank you!

初出につき、誰でもわかる情報を語っておきますか。(裏書きから。詳しくは前出のWEBで)

  • アルコール度数 12.5度(標準的な濃さ)
  • 産地関連 南フランスで多種多様なワインが生まれる地、だそう
  • 飲み頃温度 16°C (WEBから。アペリティフでも楽しめるとやたら強調)
  • 説明書き: リッチでまろやか、バランスがよく骨格のしっかりしたワイン(WEB) カシスやさくらんぼのアロマとともに、ヴァニラやトーストのニュアンスが感じられ、しっかりとした骨格のあるワインです(裏ラベル)

輸入は、ふるくからの名門 国分グループ本社(株)でした。

首にあるPOPには、

■ワインコンクール金賞

■フランスNO.1ブランド

という煽りコピーがすごい。

VS ナティバ カルメネール

フランスワインは産地・作り手・ぶどう種類等、統計立っているだけに「味の仕上がり具合」の予想がつきやすい。それはマーケティング戦略上とても正しいことなので問題ない。けれども、

ワンコインを紹介するこのブログの中ではその常識を何とか、ひっくり返して「こんなワインあったの!」を期待しているのだが、フランスワインではなかなか難しいので、選ばないという循環になっている。

さて今回の、ロシュ・マゼも同じだった。

南仏のペイドック。カベルネソーヴィニョン。売れ筋。

これを掛け合わせても一般的には、「濃い」「ワンコイン」「美味しい」にはなかなかリンクされてこない。一定のボリュームはあるが確かに前菜止まり、で合わせた方が無難な味だし、辛さも高めにふられる分、軽さだけが目立つワインとは違う

味はどっちつかずで、飲みやすくまずいわけではないけれど、濃くないせいでどうしても中途半端な評価にせざるをえない。

「濃いウマ」基準には合わない、ということで大変ご愁傷様でございました。

飲み比べは辛め特徴のナティバ の勝ちです。

carmenere

リピート、濃さ、相性度

リピート度 ☆☆★★★ 2つ  チリや他欧州ワインに比べて、明らか高いのがネック

味の濃さ率 ☆☆★★★ 2つ  バランスはいいのだが

食べ合わせ ☆☆★★★ 2つ  仏らしく食を引き立てて脇役に徹しているのはさすが

計6 売価898円÷6= の結果は?

コスパ度・このワインの総括

コスパ度149円  フランスワインはコスパを基準にして選んではいけない。

ハズレない人のペルソナ

フランスワインは品と見栄えを買う、と決めている人

一定のレベルを全種類保っているのが、仏ワインの凄いところでもある。