サンヴァンサン・バロン 仏のカラ意地

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フランスワインの清々しいヤセ我慢

ブリガリアの貴公子ボヤール・メルロー が相当おいしかったので、割りを食ったのが今回のフランス産ワイン。

サンヴァンサン・バロン Saint-Vincent Baron

ほぼ2ケ月ぶりに寄ったスーパーロピアで499円(税別)。おフランス産のボルドーワインだそうな。コルク栓で、絵柄にシャトーのイラストというクラシックなデザインを継承している。

ライトボディとフルボディの中間で ”フルーティなボルドーワイン。焼き鳥、ハンバーグ、ピザなどと気軽にお楽しみ可”とのことらしい。(輸入は(株)ユーラス)

結論は比べて飲んだのでほぼお分かり、と思うが‥

このワインの試飲結果

とてもいい味つけの方向性で、ワインがしっかり作られている。家柄の良さを感じる公爵家のチャマ。

それゆえに、育ちがいい ≒ ひよわ、な性格・体格なのがマイナス。

その理由とは‥

本日のメインは、豚肉生姜焼き。日本酒とみりんを1対1にすると、肉の甘みが強く出る。ワインにはあうかな?

昨日紹介した、ボヤール・メルロー 対決では惨敗したので、今日はアルパカと対戦して、番付のポジション決めをしておこう。

色はアルパカの方が濃い。ここでもサンヴァンサン・バロンは遅れをとる。

香りは、広がり感奥行きともにアルパカの勝ち

サンヴァンサン・バロンの味の好みの傾向はいい。その分ボディは軽い。幕下の軽さまではいきません。土俵上で健闘するが、パワーの差や体格からくる決まり手で圧倒されてしまう「味ある軽さ」ね。アルコール度数は12%、とここも軽め。

和系の素材では、少し弱さが目立ってしまう。か弱さ・貧弱なカラダに、無理やり高いスーツを着せたようで、飲みながらだんだんかわいそうになってくる。

変な酔いかたをしないだけまし、前頭10枚目以降のワインより全然スッキリ感あってイケる。フランスクオリティには十分達しているので、仏好きな人にはぜひ一度。

VSドメーヌ ・ボヤール  VSアルパカ/カベルネ・メルロー 

アルパカに割合簡単に捻られて、土俵でコロリと横転させられてしまう。

今日の生姜焼きでも差がついた。アルパカの勝ち。

前回のドメーヌ・ボヤールとの対戦は、完璧メルロー の前に手も足も出ず。

リピート、濃さ、相性度

リピート度 ☆☆★★★ 2つ  仏ワインの中では十分のめる方

味の濃さ率 ☆☆★★★ 2つ  ライトボディは変えようがない

食べ合わせ ☆★★★★ 1つ  和系全般に合わないかもしれない

計5 売価499円÷5= の結果は?

コスパ度・このワインの総括

コスパ度99.8円 コスパは悪いが、味は万人向け。

ハズレない人のペルソナ

夏にスッキリ飲める赤ワインを好むひと

その土地の傾向が出ているワインは本格派といえる。フランスワインをほめるとしたら、その伝統を忠実に守っていることかな。
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