王様の涙・オーガニックに合う料理にはじめて出会った タラホイル焼き

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今日はグッと冷えた。買い物に外出したのみだったが、最高気温12°Cね。日中もほぼ変わらない温度となれば冬支度も本格的にしなくては、と思って夕ご飯メニューを考えてました!

ワンコイン赤ワインに合う、メインと限定してしまうとおいしい食材に出会えないので、あくまでもスーパーの魚売り場のブツありきで、いつも感覚的に決めています。

最初に目についたのは「めかじき」。まあ冷凍モノだし前々回で「生」の美味しいやつ食べていたのでパス。

次は「ブリ」。これも前回切り身のおいしい養殖モノが食べたばかりだし、今回はそのクオリティに達していないのでこれもパス。

残る切り身の選択肢は、「たら」。アメリカ産の銀ダラではないし、切り身も豊富な中から選べたのでまずこれを買ってから、後で調理法を考えてみることにした。

家に戻って早速、Youtube検索だよ! 今回ピンときたのが、「タラのホイル焼き」

冷蔵庫には使っていないぶなしめじと余り野菜があるではないか!!

我が家には、絶滅危惧種の「白ワイン」はないけれども、日本酒で代用しました。

さてさてお味は‥ 晩秋の香りのオーケストラ。滲み出す魚と油のバリエーションとおいしさといっ鱈!!

たまりません!このサカナには最高の調理法じゃないですか。季節感も出て、キノコ嫌いの私が言うくらいだから本当においしいのでしょう。(妻は大好物です)

合わせる赤ワイン

こういう時に何を飲んだらいいか、迷いました。いつも食べない食材、未知の調理法、しかも赤ワインには普通合わないとされる、白身魚で合わせざるをえない‥

もしかてコレは‥と思って選んだ1本は、

王様の涙・オーガニック

メインのたらは、魚の中でも特に主張しない白身魚です。煮付けだったり、誰かに染められないと味がピンとキマリません。同じようにワインでいくと、この王様の涙・オーガニックもそういう傾向があります。

オーガニックとして、むせ返るような草の香りで圧倒する訳でもなく、個性はカベルネはもちろんメルローやブレンドしたフランスワインにも勝てず、このブログ内ではただふわふわしているだけのワイン、それが今までの王様の涙のイメージでした。

それが何と、タラのホイル焼きには同じ個性のない同士、いや染められてナンボの料理とワインが出会っただけで

最高のマリアージュに変わりました。やあ、お互い良きお相手が見つかってよかった。

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VSフロンテラ・シラーズ VSダンシングフレイム

王様の涙だけ飲んでいても、比較にならないので他のワインも試します。

フロンテラ・シラーズはメインのいかにも「和」繊細な味に、少し押しが強すぎる感じがしました。シラーズの濃さが前面に出過ぎて合いません。辛さを感じるくらい、「味の濃さ」が今回は裏目に出てしまいました。こういうミスマッチもあります。

ダンシングフレイム・カベルネには、粗探しではないですけど、少し荒っぽさと旨味に負ける薄さを舌が感じてしまいました。野菜からじわっとでてくる各種のうまみって、バターやオリーブオイルや魚の油と混ざり合うと本当に渾然一体としたオーケストラのハーモニーになるんですね〜。これは本当に意外でした。単純なカベルネではちょっと表現できない世界です。

いずれも今日は王様の涙・オーガニックの勝利です。

このメインには、仮に濃いカベルネと合わせても、甘いシラーズ系を合わせても、どちらもしっくりせず本来中途半端な「王様の涙・オーガニック」に負けたことでしょう。そのくらいベストマッチングでした。

今日の結論

料理とワインのまた知らなかった魅力を再発見しました!

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