ワインは不思議な飲み物です。飲む人のアルコールの歴史というか、その記憶の厚みで語られる言葉が変わります。
ワインに正解はありませんし、それぞれの人で「異なる」感想を持つのはアタリマエのお話し。わたしは安ワインのんべえとして、私見を挟むだけです。
飲む人が「おいしい」と思う価値は素晴らしいので、そこに赤ワインがあってもらえたらいいし、なるべく同じような傾向・趣向(濃い赤が好き)を持つ人なら、「外れた」味の赤ワインを引かないように、また低価格でも好きな味はあるよ〜、見つけてほしいという意味でレビューを書いています!
今日のフランスものはそういう意味でも、選ぶのが意外に難しいワインです。
シャトー・カントルー・レスタージュ Chateau Canteloup Lestage blaye cotes de bordeaux
フランス/ボルドーの赤。レシート不在のため詳細情報を控えておりません、失礼しました。確かMr.Maxで589円?前後で買った記憶があります。
まず飲んで
ACブライ・コートデボルドー‥こんな領域あるんだ 知らんかったとです。
味はごく普通の人が予想する、典型的なマイルドめ仏モノの仕上がり
■ワインオクターブ論的には
1オクターブ 体力はどっしり十分
その理由
裏ラベルはスッキリと何も語りません。これも仏らしく、語らないのが正統派と信じているかのよう。
情報はネットから拾いました。ここでメルロー種がメインとわかりました。
- 葡萄品種 メルロー95% カベルネソーヴィニョン
- ワインのタイプ フルボディ
- 原産国 フランス
- アルコール度 13%
- 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
- 輸入者 ベルーナ
VS アレクシス・リシーヌ
も同じフランスものでは、こちらしか残ってなかったので飲み比べ。アレクシス・リシーヌ。
ジャケ買いのアレクシスとの対戦は失礼かな?というくらい実力差がはっきりあります。シャトー・カントルー・レスタージュの魅力とはズバリ、枯れたメルローの渋み。
ここが好きか嫌いかで、評価は二分される気がしますが、私は大好物です。
というのは、この価格でフランスのCS(カベルネソーヴィニョンの略)を飲むのは相当冒険なので、メルローまたはブレンドが正解と思ってます。まあメルローでもこの価格帯は熟成年数が浅いので軽い味が多い中、このレスタージュは、適度なタンニンの渋みとメルローの果実味がうまく折り合って、複雑な甘味までたたえた、ビックリ味になってました。1月から当たり年やね。
フランスものでここまでわたしが褒めるのも、珍しい1本。勝負は当然、レスタージュの勝ちです。
リピート、濃さ、味の相性度
リピート度 ☆☆☆☆★ 売り場を忘れたのが痛い。この価格でどこにある?
味の濃さ度 ☆☆☆☆★ 重さに一票。渋さに2票
食べ合わせ ☆☆☆★★ チキン煮込みには良く馴染んだ。半分空けるほど
多めに思う、計11個 589円÷11= の結果は
コスパ度/ワインの総括
コスパ度は53.5円 女子含め万人受けするはず
ハズレない人のペルソナ
渋系、タンニンこそが赤ワインの魅力だと思う人