2019年12月にフランスワインの横綱(西/地方巡業)である、バティス・デュ・マルキを飲んでから2020年10月(リピートで各種対戦)以来久しく検証がありませんでした。
ワンコイン仏濃い赤特集の記事(2020年1月ちょうど1年前)も踏まえて、昨日飲んだレ・ミューズ・ド・ラ・ヴューヌを検証します!
そもそも冬こそ、フランスワインです。これは間違いない。
赤ワインの味が深く、奥までズズッと楽しめる絶好のシーズンなのです。あったかいメインと冷えた濃いめの赤ワインの取り合わせに、感受性の高いフランスを持ってくるのはこれは正しいこと。
でも、本日の対戦は好勝負、いや稀に見る高次元の勝負でした!!
比較要素
- 品種 バティス/カベルネ・ソーヴィニヨン VS ラ・ヴューヌ/メルロー・カベルネ
- グラスの色 同(明るめ)VS 同(濃いめ)
- 甘辛度 同(やや甘) VS 同(辛め)
- 香り 同(ベリー系)VS 同(はじめ薄後からグワっと)
- メイン相性 同(広がる)VS 同(旨みの領域は狭い)
凄い高度な戦いですよ。とても両者ともワンコインワインとは思えません。
本日のメインは、タラのホイル焼きぶなしめじバターとともに、という西洋風料理で合わせました。フランスワインとバターの相性は、素晴らしスギです。
どちらもおいしい。勝負を分けたのは、複雑なカベルネの旨みがほんの少し深いか、の違いです。
こういう時だけは、チリカベは少し大雑把に感じてしまいます。「冬」ならでの味わい方の違いですけど。他のシーズンならば、上質フランスものでも圧倒的に雑多なチリカベの方が勝ちます。
勝負は
本日は、バティス・ド・マルキの勝利です!
この戦いぶりなら、ラ・ヴューヌの番付は大関以上の上位確定です。フランスワインの中でもTOPに極めて近い存在です。今ふうにいうと、激ヤバ、ワインでした。