シャトレ・デ・クロ 数日後の試飲 ~part2~

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今日は、飲みかけワインをなんとか飲み干してしまおう、と決めた日です。

メインもチキンワイン煮に決め、残っていた赤ワインをぶち込みました。これで準備万端です。

ワインの主は、自分的にはほぼ劣等生扱いだった、シャトレ・デ・クロをベースに対戦していくことにします。

VS エル・ティエラーズ

まずは自然派メインのコスパ的には優等生、エル・ティエラーズとの飲み比べです。

一口飲んで、流石に味はもう抜けている感がありました。ただ飲み続けていくと、やや固めの味が特徴のテンプラニーリョがいい意味ほぐれてきて、程よい飲み口に変わっています。

Spain,organic,tempranillo

エルはオーガニック対決でもお分かりの通り、対戦的にはシー・オーガニックなどとは比べられるクラス(濃さ)ではないため、今回のシャトレ・デ・クロとでも大きく負け越してしまいます。ここは予想通りですか。

VS ウルフ・ブラス ヴィンヤーズ・リリースシラーズ

では、セブンイレブン(イトーヨーカドー)で買える、ウルフブラス ヴィンヤーズ・リリースとではどうでしょうか?

OZ,Shiraz,Wolf Blass

こちらは、スマートな味は変わりませんね。とても優秀です。飲みやすいし、味も時間が経った方が落ち着いて濃くなったように感じられます。

メインのチキン煮にはこのシラーズをほぼ投入しました。その影響なのか、当然ですが味のマリアージュは最高です。

今までカベルネかフランスもののブレンドワインを入れたチキンワイン煮は多く作っていましたが、シラーズの方がよりいい濃さが出てくる感じです。もうこのレシピは変えられないかも。

France,Bordeaux,

今まで酷評を重ねてきた、フランス・ボルドーブレンドのシャトレ・デ・クロですが、やはり「時」が最終的にデメリットを解決しました。

カベルネフランのフワッとした味の印象を引き締めて、他のブドウが酸素と融和してグワっと欠点を掻き消しています。うま味の上書きです。このくらいなら全然気になりません。

対戦の評価は‥

濃い味でいくと、 ウルフ・ブラス > シャトレ・デ・クロ > エル・ティラーズ です。

総合的にもこの順位になりますね。豪のシラーズを見直したのと、諦めていた、シャトレ・デ・クロが多少とはいえ、味がまともに変わったことは大きなポイントでした。

スクリュー栓ワインのいいところは、より長く味を楽しめるところです。開栓してから後もワンコインワインでも味が変わっていく様を、楽しみながら飲むことができます。

我が家にも、今平均して6本が、対戦のために待機しています。人気のワインが、開けたら呆気なく儚い寿命であることがわかったり、開けたあとから渋みが良い方に変わるワインもあります。

グズな子でもしつこく目をかけておいて良かった、と思った日曜日でした。

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