アルトス・デ・タマロン・ロブレ スーパーOKとメルシャンのコラボワイン 確かにイケる

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近くのスーパーOKに買い出しに行きました。そこで見つけたスペインワイン。699円(税別/768円税込)です。

アルトス・デ・タマロン・ロブレ Altos de TAMARON roble ribera del duero

いつもの棚ではなく、コーナー横・特売スペースにPOP付きで並んでました。それも結構な「推し」ワインとして。何かわからないけど、細かいこと書いてる‥その理由は後でハッキリします。

まず飲んで

ブドウ品種はわかりません。ファーストテイク(一発飲みを、流行りにまかせて私的にはこう呼ぶことに勝手に決めました)は、「なるほどね」というやや納得感あるお味。

■ワインオクターブ論的には

ググってみると、OKのサイトにありました。さすがにリキ入っています。よく読むと、オーケー飯田会長のオススメワインとのこと。コメントもリアルな感想なのでしょうね。リベラ・デル・ドュエロというのは産地、という事も初めて知りました。

 3/4オクターブ+1Hi

言うてる程には、ボディはやはりスペインという限界はあります。

その理由

まずは裏書のコメントからです。

「このワインはオーケー(株)がメルシャン(株)と厳選したオリジナルワインです。世界的名声を得るスペイン産地「リベラ・デル・ドゥエロ」産。スペインでも名高い銘醸ワイナリーの樽熟ワインです。木樽3ケ月間熟成。ボトル内6ケ月熟成によるヴァニラのような甘い香りと果実の豊醇な味わいをお楽しみ下さい」

品種は明らかにされてません。

  • ボディ フルボディ
  • 飲み頃温度 16度前後
  • 原産国 スペイン
  • アルコール度 13.5%
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)、安定剤(アカシア)
  • 輸入者 メルシャン

WEBサイト情報は、リンクから見てもらえればわかりますが、「とてもおいしい」という会長の感性に供することができるでしょうか‥心配になってきた。

VS イエローテイル・シラーズ

対決はそれならば、と最強のシラーズを持ってきました。OZが誇るイエローテイル・シラーズとの対戦です。

OZ, Shiraz,So Sweet

勝負は厚みの差。

メインは、メカジキバター焼きですが、サイドにエビフライを並べました。オリーブオイルがどちらも利いています。このおかずにアルトス・デ・タマロンは合うし、いい毛並みであることは確かです。熟成具合から醸されるオーク感漂う樽香はすばらしい!わかりますか?香りの膨らみがすごいということです。

ただ肝心の味の厚みはどうでしょう。ボディがフルボディ、とのことですが、最初に味わったボリューム感が舌をぬけて喉を通り、脳が味を感じる前に「スッ」と早く抜けてしまいます。

大変残念

イエローテイルの強みである、甘さと対抗して、タマロンは辛渋みで攻めてみたものの、勝負で受けに回ると「ここ」は致命的です。もっと「攻めて攻めて、攻め続ける」ワインでないと、大関横綱には届きません。

ここでの結果はイエローテイルの後塵を拝します。タマロンの負け。はじめの期待感と香りは横綱格だけに、喉を通りぬけた後の喪失感、とのギャップに少し戸惑いました。惜しい。

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆☆☆★★ 3つ また飲みたくなる味です

味の濃さ度 ☆☆☆★★ 3つ 香りは5つ星で、濃さもそれなりに

食べ合わせ ☆☆☆☆☆ 5つ オイル系おかずには最高のマッチングでした

星の数は計11個 699円÷11=  の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度は63.5円  この年以降のブドウが不作で今後は入らない、というPOPの説明がありました。今しか飲めないので、見かけたら飲む価値はあります。

ハズレない人のペルソナ

とにかく第一印象のインパクトは「スペイン美人」そのもの。好きな人にはたまらないはず

出荷側の思い入れこそが、ワインを育てる肥料です。熱ければ熱いほどそのパワーは伝播していくことでしょう。このワインにはその情熱を感じました。

 

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