シャトー・ラモット・サン・ジェルメン 仏の罪は重い

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4月最初の週末です。出かけるには絶好のポカポカ日和でしたが、掃除と買い物で1日が過ぎました。明日から少し天気悪くなる予報です。

クルマで出ると近隣モール渋滞で焦りました。見る男性は、半袖姿もチラホラと。まだ4月始まったばかりで、この気候は少し異常です。人智のなせるワザなのか、はたまた天変地異が近づいているのか、こればかりはわかりません。

わたしはただ、安いワインが買い続けられる「平和/穏やかな日」を祈るのみです。

さて、Mr.Maxで買えたお得そうなフランス・ボルドー、のレビューです。

シャトー・ラモット サン・ジェルメン Chateau Lamothe saint-german

購入時の小売価格は599円(税別、659円税込価格)でした。フランスワインは、数限りなく裏切られてきました。ここで真実かどうか検証は別として、今までの体験から少し確信というか「法則」をが少し読めてきたように感じます。

それは! 少し下に書きました。

ひとくち飲んだ感想

割合本格的な味です。

■ワインオクターブ論的にいうと

味の幅ですが、これが、シャトー・ラモットでは、

1オクターブ+1LO

といい感じです。

その理由

裏書き説明は、そこそこ書かれてます。

表側にシールありです。ググってみると毎度参考になるリンク先を参照いただけるとわかりますが、仏のガイド誌でテイスターに認められた、優秀ワインであることがわかりました。

  • 原産国 フランス
  • 2018年
  • アルコール分 14%(このせいですか!)
  • 辛口 ミディアムボディ
  • 飲み頃温度 15°C前後
  • 赤い果実、スイートスパイス
  • 合うチーズ(!) カマンベール、カンタル(日本ではなかなかない)、ブリー
  • 合う料理 ローストチキンやローストダック、リブステーキなど
  • 品種 メルロー90%、(カベルネ)フラン10%
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 (株)ドウシシャ

VS イエローテイル・シラーズ 

対決したワインは、シラーズの王様、イエローテイルです。

少し高度な「甘さ」対決ですか?

今日のMr.Maxのセレクションは、大変「素晴らしい」です!

裏書きにある、チーズに合わせる!というワイン作りの思想がまず感心します。フランス最古の歴史を持つといわれるカンタル(オーヴェルヌ地方産)のチーズなんて初めてです。失礼。

数多くあるフランスワインから、しかもボルドーで、しかも安価な価格帯で、(ペイドック等どこにも書かれてません)まともな赤ワインを見つけること自体、そもそも難儀です。

こうしたフランスワインを選ばせる行為が、仏ワインの罪深いところです。人を迷わせ、ワインの闇に引きずりこもう、という意思が読み取れるからです。

これに対する必勝法(のひとつ)は、アルコール度が高い(14°C以上)赤ワイン(メルローやブレンド等)を選ぶこと、と経験則からわかりました。あくまで「濃い赤」好き限定ですが。

今日のメインは、豚ロースの香草焼きとノルウェーサーモンの刺身という肉魚の二刀流です。そういえば二刀流の令和元祖・大谷サン、今季第一号ホームラン打ちましたね。嬉しい。

シャトー・ラモットは重まろやかなワイン。 

甘さでは、イエローテイルには勝てません。ですが全体的なバランス感や仏ワインの矜持は、安ワインでも引けません。

シャトー・ラモット何とか引き分けに持っていけそうです

一気に半分まで飲んだため、意識が飛びました。これでは正確に判断した、と言いづらいので明日また別ワイン検証しなおします。

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆☆☆★★ 3つ  この味であれば十分飲みたくなります

味の濃さ度 ☆☆☆☆★ 4つ  ボディの濃さとは違う、マイルドなパワーを見ました 

食べ合わせ ☆☆☆★★ 3つ  肉・魚ともかなりの好相性です

星の数は計10個 599円÷10=  の結果は、

コスパ度/ワインの総括

コスパ度は59.9円  フランスものでは、まともなコスパあるワインです。

ハズレない人のペルソナ

少し女性的メルローな味を愛する人

とにかくフランスワインの当たる確率は、博打で勝つより低い、と覚えておいてください。