ザングレ レッド 仏/ランドック地方産赤ワインの罪

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こんばんわ。家飲み歴数十年ワインコスパニストのブーです。

今週は月曜日から一気に暑くなってきました。赤ワイン選びが難しい気温です。じめっとした暑さに、合わせられるワインはフツー少なくなりますから。

まあ、毎日飲んでいるワタシには関係なし、ということで。

フランスワイン、行っちゃいます!

直輸入3割引!の特売日でエイや!と買い込みました。

ザングレ レッド Zangre-RedWine

いつものスーパー・ヤオコーで割引後は686円(税別/754円税込)通常価格は980円なので、ワインラベル自体全く記憶にありません。凝視しているのは、値札だけなのため、いままで顔を上げてワインボトルを確認することもありませんでした。

【メチャ結論いそぐ人へ】

「イマ」売り場でセール品だし、このワインを買っちゃおうか、迷ったなら

ここは一旦落ち着いてください。「ステイ」買わない方が懸命です。
 

まず飲んで

フランスものは顔カタチが整ってますからね〜 いい雰囲気だしてます。

ワインオクターブ論的には

半オクターブ+1HI

ひとくちで「辛味」はスグわかります。

ボディのひ弱さは、いかにものフランスワインらしい。

その理由

ラベル裏の「和文」説明は残念ながらありませんでした。

Pays D’OC  Protected Geographical Indication   と英語表記あります。フランス/ランドック地方で造られたワイン(ペイドック認定の)という表記は間違って無い!と書かれているようです。

ヤオコー直輸入のサイトで調べてみた、データも加味します。(青文字がWEBサイト)

  • 原産地 フランス/産地 ランドックルーション 
  • ワイナリー:ファミーユ クロ プジョル
  • ブドウ品種 メルロー40%、シラー40%、カリニャン20%
  • 2019年
  • 味わい 重厚(?)
  • アルコール度 12.5% 
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 小川貿易

「フレッシュでよく熟したチェリーの味わい」熟したチェリー等の赤系の果実味でフレッシュな味わい、やさしい味付けのお料理にも合わせられます。

単独飲みのインプレッション 

  輝きある明るさ

熟度 フランスでは小娘程度の濃さ

ザングレのラベルはかなり盛っている表現が多く、WEBサイトはさすがに、「濃いめ」の表現は避けている感じですね。

何かほめたいですが、メルローよりカリニャンの特徴がどうにも前にでてきてしまい、果実味やブレンド感の良さが、引っ込んでしまうように感じました。

メインは、料理は人気の豚肉のしょうが焼きを続けています。

しょうがを今日はすり下ろしました。それが馴染むこと!豚肉の脂身が溶けて混ざり、最高の味に変わりました。前は千切りだったのでその違いは明らかです。

夏なのに軽め系のフランスワインが合わない、のはなぜでしょうか。メインのメルローがまだまだ味が開いていないようですね。

ほぼ千円(定価なら)、というコスパの低さもあって、評価も同じく悪くなります。残念。

安定剤が含んでいる、サンタリタ120(シェント・ベインテ)と少し飲み比べました。

まろっとしたこの程度のチリカベにも勝てませんわ。濃さと香りであっさり負けてしまいます。

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆★★★★  1つ  軽さと価格でみると、味は別としてリピートなし

味の濃さ度 ☆☆★★★  2つ  今日は暑いせいか、より軽めに感じてしまう

食べ合わせ ☆☆☆★★  3つ  夏の生姜焼きに合わないワインあれば、逆に教えてください

星の数は計6個 686円÷6= の結果は

コスパ度/ワインの総括

地方巡業で価格が上がるワインの宿命です。コスパ度114.3円。 

初心者へのおすすめ度 : 逆に初心者にはハードルは低いワイン 5点満点で4点のオススメ。

ラベルに印刷された「重厚」はやはり罪です。買い手をダマすに等しい表記です。

 

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