ロゴダジ ブルガリアの使命を背負う

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こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。今日も飲んでますか?

4連休の2日目、昨日は奥深いウンブリア・メルローの進化を堪能しました。これは間違いない美味しさです。(今日も飲み比べてますので、後半で詳しく)

オリンピックですか‥。外で飲みながらワイワイしながら熱狂の中で見たかった、それだけです。

TVの前では興奮度は冷める一方ですが、それも、家飲みで解消!しますか。

期待感あるブルガリアワインです。

ロゴダジ LOGODAJ Cabernet Sauvignon Cabernet Franc & Merlot

何気にひさしぶりに覗いたスーパー・リンコスで見つけました。限界値 895円(税別/984円税込)のワインです。

【メチャ結論いそぐ人へ】

この「ロゴダジ」を買おうか、迷った人

ほとんどの人に、「買い」をオススメします。
 

まず飲んでみた感じ

グラスに注いでみると重たく光ります。見た目的には大丈夫そうです。

ワインオクターブ論的には  

3/4オクターブ+3LO

初めて出ました。甘さ3度! 

濃さ、というより味わいある「甘味」は素晴らしいです。

その理由

ラベル裏の解説文は簡素です。首にかけられた、POPは饒舌でした。

『深いルビー色で、熟した果実のふくよかな香りが魅力です。口当たりはやさしく、タンニンがしっかりした飲みごたえのあるワインです」

  • 原産国 ブルガリア
  • フルボディ
  • 2016年
  • アルコール度 14%(しっかり濃いめ)
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 三菱食品

単独飲みのインプレッション  VS ウンブリア・メルロー

  普通に濃い色です。沈む色も含みながらも、光を当てるとルビー色に輝きます。

熟度 瓶内でこれ以上の熟成はありません。葡萄のMIXされた奥深い味わいを感じます

ブルガリアワインのこれまでの印象はパワフル。

ドメーヌ・ボヤール/CS にしてもしかり。少し繊細さに欠けることはあっても十分にそのボリューム感で飲む方を圧倒していきます。

今回の、ロゴダジはそのイメージをひっくり返します。CSとCF、メルローという3種の葡萄品種の掛け合わせ/ブレンドワインです。珍しくないですか?

伝統重んじるフランスワインならばともかく、ブルガリアワインでそこまでしますかね〜。気合いは買って、飲むと「甘さ」がとにかくパワフルでした!

それがシラーっぽさの甘味とは違う、枯葉のタンニンを奥に感じる「異世界の甘さ」。これが、カベルネ・フラン✖️CS✖️メルローのマジックですか?

アルコール度の高さからくる、濃さは感じません。カベルネ・ソーヴィニヨンっぽさも、私には感じられません。

渋みと甘味と果実が混じった味と香り。

とにかく飲みやすい。奥行きとバラエティに富んだ赤ワインですね。

本日のメインは、豚肉の甘辛味でした。醤油が強めに入ったので、濃い味が苦手な妻には「いいお味だけど、少し重い」とクレームが入ってしまいました。会社が休みで一緒に食卓を囲んだ、長女の味覚に合わせる(濃い味好き)と、病み上がりの妻には合わない‥。 味付けは難しい。悩むところです。

ロゴダジには素敵な取り合わせでした。試飲なのに自然と半分まで開けてしまった、ことが美味しさの「証し」です。

VS ウンブリア・メルローと飲み比べました。

グラスの色目は同等の濃さです。ウンブリア・メルローの濃さへの「虚い」はゆっくりと、でもバランスを失うことなく、酸素と交わって深い味に昇格しました。

甘さとの比較は難しいですね。

「濃い」か「甘い」か。

複雑さは勝負の比較対象にはなってません。残念ながらコスパで評価されると、ブルガリアの使命を背負った

ロゴダジの負けです。

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆☆☆★★   3つ  濃い甘は魅力的です。値段さえ安ければもっといい

味の濃さ度 ☆☆☆★★  3つ  甘いシラーズ好きならと全く抵抗なく飲めます

食べ合わせ ☆☆☆☆★  4つ  和の酒やみりんの味付けに合いました

星の数は計10個 895円÷ 10= の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度89.5円。 コスパだけで魅力を測ると、ここは少し落ちます。

初心者へのおすすめ度 : 女子には飲みやすさが無敵でしょう 5点満点で4.5点のオススメ。

おいしいワイン、とだけ言われてセレクトできる人はいません。その人の味の好み、どんな夕飯に合わせるのか、季節でも変わります。それらを飛び越えて、ブルガリアワインというセレクトに一度挑戦してみてはいかが?

 

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