こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。
値上げラッシュが止まりません。たまらないのは、安ワイン好きの皆さん達みんなですよね。ちょっと前には、自分基準で飲めたワインに、値上げ後は手が届かない‥。
番付表にも影響しますよ。売り手としたら、税別で「ギリ」1000円を切る、998円とかで値段を決めやすい気持ちはわかりますが、税込価格が1000円越え/ツーコイン以上になってしまいます!
ポリシーを変えてまで、赤ワインを飲む気もないので、ここだけは「死守」してレビューを続けます!
本日は、リピートワインの実力を再検証しました。リピート回です。
ムーチョ・マス MUCHO MAS vino tinto
初見は、2022年6月 です。
最新の番付表(2022年秋場所)では、実力派がひしめく関脇・小結にいます。

プラスされたのは、新しいPOP。ワイン名は「もっともっと」という意味だそうです。

「ちょい甘&フルボディ」というコピーが効いています。
知らぬ間に、シールもサクラアワードから、ジルベール&ガイヤールで90点以上の意味(90pts)のシールに張り替えられていました。深い。
WEBで調べると、リアルワインガイドで旨安大賞(?)をとったとか‥
VS ヴィニウス VS アルクトス・メルロー
対戦比較で実力をみましょう。

番付表で同じ「関脇」ながら東西で実力を争っているライバル。ヴィニウス。
カベルネベースですが、メルローのブレンドが程良い辛さを調和しておいしさを引き立たせます。勝負は意外とあっけなくつきました。2日目で特に開いてきた、ムーチョマスの果実味あるボリューム感で攻め勝った感じです。合わせたメインはブリソテーのニンニクソースでした。ワインの味がクリアではっきりとわかりました。
当然ですが、このヴィニウスにも勝てなかった、VS アルクトス・メルローとの味対決はどうでしょう。

味が広がっていく領域が、アルクトスでは限界がありました。ムーチョマスの甘さの底が見えません。すばらしい。余裕でムーチョマスが勝ちます。メインは牛バラ肉ソテーでした。牛肉の脂で口は旨味であふれる中に、ワインが割って滑り込むには、メルローではやや実力不足でした。
デル・スールのカベルネとも飲みました。ここは語るまでもありません。ムーチョマスの圧勝です。