セブン/イトーヨーカドーやったね グラン・アンデス メルロー

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毎度こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。

毎日寒い日が続きます。それでも近くのイトーヨーカドーに買い物にでたら、ワイン棚で見慣れないお初ワイン見つかりました。

チリでメルロー‥。しかも昔記憶あるアンデス・キーパーとは少し違うグレードアップされた感じのワインです。

グラン・アンデス メルロー GRAN ANDES Merlot

イマドキ衝撃価格の547円税別/601円)。ひさしぶりに出会ったリアルワンコイン赤ワインです。期待大。

【メチャ結論いそぐ人へ】

この「グラン・アンデス メルロー」を店頭で買おうかどうか、迷った人

Gran Andes Merlot
この味なら十分合格点 「買い」でOK。
 

まず飲んでみた感じ

こういうチリからのアプローチがある、ことが新鮮です。

ワインオクターブ論的には  

3/4オクターブ+1Hi+1Lo

ひろがりいっぱいの新鮮味あるワインです。

その理由とは‥

ワインラベル裏には、必要十分な書き込みがあります。こういう姿勢が素晴らしい。これを忘れてはいけない基本、と思います知らない人に飲んでもらいたい、ならなおさらです。

「チリ・セントラルヴァレーは、日中は南米の太陽がさんさんと降りそそぎ、夜はアンデス山脈と太平洋から冷たい空気が流れ込む為、寒暖差が大きく、凝縮感のある果実味豊かなブドウを産出することで有名です。」

「チェリーなどの赤果実系の香りとブラックベリーなどの黒果実系の香り。味わいはほどよく酸もあり、ジャムのニュアンス。軽めの肉料理、赤身魚の料理、トマト料理、チーズ・ハム等と良く合います。」(納得する的確な表現です)

  • 原産国 チリ
  • 甘辛度 5段階の4 やや辛口
  • 味の厚み 5段階の4 ミディアム・フルボディ
  • アルコール 12.5%
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入業者 カサ・ピノ・ジャパン

ここまでで注目点は、近年の赤ワインの中では意外にアルコール度が低いこと。チリ特有のパワーで攻めるタイプのワイン、とは違う攻め方だとわかります。

単独飲みのインプレ 

  標準的なメルローより、少しだけ明るい見た目です。

熟度 一口目で、その実力に少しビビった

私の中では、さすがに飲みきった(と思った)チリワイン。メジャーなセブン系列のイトーヨーカドーに新種ワインが置いてあるとは驚きました。

しかも、ワンコインではやや不利なメルロー。ワイン個体毎に味の差がハッキリしているんです。ここで勝負したか‥(まだ同種でカベルネもあるらしい)セブンプレミアムというカテゴリーです。

Gran Andes

イケます。いい味です。前のアンデスとは別格の味わいです。

コク/熟度は風味が勝つ適度な重みがあり、オーク樽っぽい残り香まで感じるふくよかなメルローです。

ベリー系の辛味がはじめ勝つ?と思いきや、飲み進むうちにコンパクトなボディバランスで果実の甘みも感じてきます。

メインは、少し相性がわるいはずの、ザ・和食。サワラの塩焼きニンニク風味でした。カベルネよりはメルローの方が合うハズ、と合わせましたが違和感ありません。ワインだけが際立たず、料理を後ろからそっと支える、いい女房、脇役として存在価値は上がりました。

VS デルスール・メルロー

同格のメルロー対決として、デルスール・メルローと飲み比べてみました。

シンプルにデルスールは味の抜け方が早く勝負になりません。少し硬さがあるのもメルローとしてはマイナスです。

ここは素直に、グラン・アンデスの勝利を讃えましょう。久しぶりにセブン系列で飲み続けたいコスパワインです。

ちなみに、王者・イエローテイル・メルローとの対戦は撃沈でした。残念ながらここまでのパワーはありません。味も酸味まで果実味が回ってくるディープさには、まだまだ勝てないかも。でもコスパでは上を行きます。あとどちらを飲みたいのかは、アナタ次第です。

リピート、濃さ、相性度

リピート度 ☆☆☆☆★ 4つ  この手軽さ、飲みやすさはGOOOD

味の濃さ率 ☆☆☆★★ 3つ  アルコール度が普通なのが凄いところ

食べ合わせ ☆☆☆★★ 3つ  メルローとしては十分な濃さで肉に合うかどうかです

星の数は計10 547円÷10= の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度54.7円  ハイ・コスパです。リアルワンコインに相応しい

初心者へのおすすめ度 : これは誰でも家飲みに推せます 5点満点で4点のオススメ

チリでもこうきたか!という変化球系のメルローです。まだカベルネ・ソーヴィニヨンもあるらしいので、注意してイトーヨーカドーを巡ってみます。
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