やばい。日本本気だ。でもスコットランドも本気だ。ワインと同じくらいに愛する、ラグビー日本最終予選。
これ分水嶺は、観客のパッションが左右する。最初こそスコットランドのFWのパワーといきおいに押された。
まず流れを変えたのは、やはりFWのスクラムからのペナルティだ。相手の1番が嫌がった。たぶん肋骨を痛めた具ちゃんが交代した後に組んだ、ヴァルアサエリ勝ってるわ。
その後のアーリーエンゲージでもわかった。自分の好きな姿勢と組み方にしたくてしょうがないから、早くレフリーの指示より早く組んでしまった反則になる。
(長谷川)慎さんありがとう!(スクラムコーチ)
そこから2次3次4次5次攻撃としつこく、FWで当たって崩そうとする。途中ムーアか誰かが隙間を開けた瞬間、寄りの気持ちが上回った。最後は稲垣のトライ。今までのご褒美のトライ!
まだまだ前半。歓喜の雄叫びを上げるには速すぎる。
素直にはいかない、展開の面白さ。後半立ち上がりの、スコッの「圧」のかかり方は半端ない。
当然だがラグビー発祥の地の一つであるティア1の誇りにかけて、極東の小国に負けるわけにはいかない。20数年前でも最後にスコアされて日本が負けた。最後まで気を緩むわけにはいかない。
でも、前半がうまく行き過ぎて、日本の気持ちが後半の「入り」に少しユルんだ。スコッツはそこを厳しく突いてくる。
ディフェンス、ディフェンス、ディフェンス。
当然ヤマは最後の20分になるのに決まっている。2トライ返され、ユルんだツケがまわってきた。
接点でスコットランドの7番?フランカーの出足と絡みが凄い。これが本場の本気。本気の本気。だから、SO田村にも蹴飛ばし、文句をつけた。
これが戦闘、アングロサクソンの「地」
こうでなくちゃ。だいたい押さてる方がイラつくから。これで初めて日本の優位がわかった。外からは接点のカラミの優劣がわかんないので、選手の態度でしか判断できない。FWがんばってたんだね〜
最後の10分は、ラックを崩してまでスコッツは突っ込んできたね。取れなくてもひたすら取ろうとする。結果、2本に1本は奪取してた。今後の日本の反省点だけど、これがボールを奪い合う「ラグビー」の本質なんだ。なかなかキレイにボールは出るもんじゃない。キレイに出させているのと、今回出させたくないのとは、接点の絡み度がここまで違うんや!
結果は勝利!
日本おめでとう!凄い、凄すぎるぞ!