こんばんわ。家飲み歴数十年ワインコスパニストのブーです。
ここ数日また悩んでいました。調べた事実をどう書こうか‥長くなりそうだけど、順を追って説明してみます。
ワンコインワインが安かろう悪かろう、というレッテルが貼られる原因のひとつに、
「添加物が入っている」からだ、という論/主張を聞きます。
それも一部は正しくて、中には間違っておぼえている知識もあるでしょう。
そこで、まずはいったん添加物を整理して、次にワンコインで飲んだワインに入っていた「添加物」と「味」について、あらためておさらいします。
酸化防止剤/亜硫酸塩について
まずは最初の疑問、酸化防止剤についてです。結論からいうと、ほとんどのワインに入ってます。それだけでも「悪者」の誤解はとけると思います。
酸化防止剤 = 二酸化硫黄 、ラベル表記には ≒ 亜硫酸塩とあります。ザックリ皆同じ意味で使われてます。
以下はググったリンク先から ポイントをいくつか。
◉発酵する際自然に亜硫酸塩は生成される。亜硫酸塩の「無添加」はあっても、「含有量ゼロ」のワインは存在しない (どんな無添加ワインにも自然な亜硫酸塩は含まれる)
◉亜硫酸塩は、はるか昔から伝統的なワインの酸化防止剤である
くわしいことは、調べればたくさん出てきます。
亜硫酸塩が入っている「量」はワインにより定かではありませんが(多いと刺激臭がでるらしい)概ね安心・安定のために酸化防止剤は必要だ、とだけ覚えておけばいいでしょう。
安定剤/アラビアガム・アカシアとは
ここから先は少々やっかいです。
アラビアガム ≒ アカシア で、アラビアガムとはアカシアの樹脂を乾燥させた食品添加物、だそうです。くわしくは、コチラのワインコラムをどうぞ。
◉アカシアはガムシロやコーラの中に使われている「安定剤」「乳化剤」
と知ってビックリしました。と同時に、
もやっとしていた疑問が少し“晴れて”スッキリしました。どこか覚えていた味の感覚は、このアカシアの「甘み」や「ねばりけ」のことだったのね〜。
ソルビン酸とは 何でしょう?
最後に本命きました。保存料の親玉・ソルビン酸です。(またはソルビン酸K・カリウム)
微生物の活性化=ワインの再発酵を抑える、目的で注入される!と聞くと一見・正義の味方ですよね。同じく、コチラのワインコラムにその事情が詳しくでています。
要は、この手の添加物を使わざるを得ないワインに入っているのですよ〜、ということ。Oh~マイガッ
すこぶる危険な香り
しかも、今までワンコインワインの中に、このソルビン酸と上のアカシアがダブルで入っているワインがあるのです‥
セ・シック 添加物入りワインのKING
そして人気のワインのこちらも‥保存料としてソルビン酸があります。まいったなあ。
プダ シラーズ・カベルネ 他 プダシリーズ各種
これは自分の「舌」に安心感を持ちました。ソルビン酸が入ってます。
明日は、アカシア入りワンコインワインをリストアップします。 気が重い‥。でもやるしかありませんね。判明しないワインも分かり次第追加します。