こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。
日々毎日飲んでます。ならば「もっとブログ書かんかい!」と叱られそうですが、
言い訳として、新規ワンコインが見つからなくなった「限界」がでてきたため、毎日の更新は控えてます。肉のハナマサも、ビックカメラも、ヤオコーも、イオンもイトーヨーカドーでさえも、変わらず新規ワンコイン赤ワインは見つかりませんし。
もうネタがないのです‥。
残るは、ベルクスで少しと、カルディの新規ワイン頼みでしょうか。値段も少し上がってますよ。今のうちに気になるワインは要チェックです。
この候補に上がっていた、老舗・カルディで見つけたワンコイン!
ファレスコ ウンブリア・メルロー FALESCO Umbria Merlot
それでも価格的には、地方巡業価格ギリの 798円(税別/877円税込) コルク栓です。
表ラベルは、かなり美味しそうな雰囲気、出してます。
【メチャ結論いそぐ人へ】
この「ウンブリア・メルロー」を店頭で買おうかどうか、迷った人へ
まず飲んでみた感じ
本来求められる、メルローの味、そのものです。明日はもっと美味しくなる感じ。
■ワインオクターブ論的には
4/5オクターブ+1LO
その理由
ラベル裏は、二段にわたって日本語の寸評があります。はじめは、
醸造家リカルド・コタレッタ氏のコメントから
「火山性土壌と穏やかな気候に恵まれたウンブリアの丘陵地帯ならではのテロワールを感じていただける、心地よいワインに仕上がりました」 ← なるほど!
「美しく輝くガーネット色。プラムやブルーベリー、ラズベリーを想わせる香りに、スミレ、ブラックペッパー、バニラの香りが広がる。口当たりは柔らかく、豊かな果実味に程よい酸味と塩味が調和し、余韻に続くスパイスと滑らかな渋みが心地よい、バランスの取れた赤ワインです」
(これまた相当飲み込んだ人でないと出せないコメントです。十分伝えたい気持ちが入っているのが、わかります)
- 原産国 イタリア
- ウンブリア地方 2018年
- 品種 メルロー
- 味わい 中重口
- アルコール度 13.5%
- 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
- 輸入者 オーバーシーズ
単独飲みのインプレッション VS ライセス/シラー
色 普通より少し明るめに見えます
熟度 飲めばその熟成度は伝わります。中以上の濃さ
イタリアワインを卑下している訳でも、差別している訳でもありませんが、ワンコインではさほど期待しない国です。(生涯通じて、一番飲んでいる国はイタリアです)
というのは、輸入される価格とブランドでほぼ美味しいワインが決まる、格差社会、ヒエラルキーが厳密に決まっているせい、でもありますし、
シナリオが決まっている、下克上のないイタリアものをいくら飲んでもおもしろくないので、期待はしてませんでした。が、このワインは少々違うようです。
テロワール、という言葉がとても染みます。地のワインだ〜
これは、イタリアならでのメルロー。ウンブリアのメルローの本質が、一口でハッキリと飲みとれます。
どこか甘い赤い果実系の香り。しっとり、でもザラつき感ある渋みのバランスが調和していて、フランス産のブレンド/メルローと比べた「嫌味な」感じが全くありません。うまし。
メインは、中華の回鍋肉です。
ほんとに沁みるワインです。いつもの中華料理が少しランクアップしたように感じます。フローさせるワインだ〜
比較のために、ライセス/シラーレゼルバと飲み比べです。
このシラーも相当味が変わってよくなりましたが、ウンブリア・メルローも全く負けてません。
イタリアのメルローに品格を感じるとは思いませんでした。上品な甘さが、シラーの少しツンツンした「葡萄味」とは違う、格式高い「良家の知性」で差がつきました。
時間をおくともっとおいしく化けそう、という伸びしろまで感じます。
イカレスケンを少し舐めましたが、このカベルネの甘さにも勝てますね。イカレスケンはまだ若さを感じさせる甘みで、まだ跳ねてました。ここはウンブリア・メルローの勝利です。
リピート、濃さ、味の相性度
リピート度 ☆☆☆☆★ 4つ イタリアのメルローではイチオシ
味の濃さ度 ☆☆☆☆★ 4つ ボディの濃さではなく果実と土壌からくる濃さ
食べ合わせ ☆☆☆☆★ 4つ これ何でも合うよ。単独でもいいし万能
星の数は計12個 798円÷ 12= の結果は
コスパ度/ワインの総括
コスパ度66.5円。 スーパー・イタリア/メルローです
初心者へのおすすめ度 : 初心者ほどこういう赤ワイン飲んでほしい。 5点満点で5点のオススメ。