ドメーヌ・アラン・ブリュモン IGP ガスコーニュ ルージュ 南部/正統派が乗り込んできた

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こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。

本日もフランスワイン。というか、ワンコインワインの価格帯では、もう残りはここ仏モノを掘るしかないようです。

比較しがいが「あるある」という環境で飲んでみました。

ドメーヌ・アラン・ブリュモン IGP ガスコーニュ ルージュ2019 BRUMONT rouge IGP Cotes de Gascogne

基本和名は、ボトル裏の表示にそって書いてます。が、日本の流通では、「コート・ド・ガスコーニュ アラン・ブリュモン」でいい気がしますが、輸入元/仏のアタマが硬い?それとも、コートドガスコーニュという通り名は、AOCワインしか使ってはいけない?決まりなのか私にはわかりません。(VDP=IGP)

普段は高値ワインですが、例のスーパー・ヤオコー2割引DAYにて恩恵受けました。872円(税別/959円税込)。

【メチャ結論いそぐ人へ】

この「ガスコーニュ・ルージュ」を店頭で買おうかどうか、迷った人

コスパ重視の人は「ステイ」で十分です
 

まず飲んでみた感じ

ほぼ初めてに近い、仏・南西部固有のブドウ「タナ」のお好み次第ですよ。

ワインオクターブ論的には  

4/5オクターブ+2HI

辛め、辛めで突いてきました!

その理由

裏ラベルの表記は饒舌です。書ききれないので、文字フォント(大きさ)を小さくするくらい、気合いが入ってます。醸造家自身の画像も載ってます。

「アラン・ブリュモン氏は、フランス南西部地方で世界が驚愕するワインを造り出す、AOCマディランの名手です。そのワインへの高い評価と功績から、ナポレオン一世により制定されたフランス最高の勲章である“レジョン・ドヌール”を、1997年に授与されています」

同ワインシリーズの国内販売本数累計(2005~2020年)が、230万本突破、というゴールドに輝くPOPが掛けられています。比較がないので「すごい」かどうかの評価は、各人おまかせ。

お約束のコンクール金賞受賞マークもあり。

 

  • 原産国 フランス  2019年
  • ミディアムボディ
  • 品種 タナ50%   メルロー50%(サイトより)
  • アルコール度 13.5%
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 三国ワイン

単独飲みのインプレッション  VS モルンデュック

  普通より少し明るめ

熟度 あまり感じない。舌に高い辛味とタンニン

アラン・ブリュモンさん。フランス特有の売り方に、はまったようです。いわゆるスター性ある作り手を祭り上げて「担ぐ」方法です。累計●●、という数字の出し方はレトリックですが、固定のファンがいることも事実です。

肝心の味は、明日以降の方が期待できそうですね。タナという品種は熟成タイプのブドウ品種で、南西部の甘い感じで攻めてくる?と思いきや真逆の味でした。メルローブレンドでは、いちばんの辛さかもしれません。程良いタンニンも乗ってます。

ここは同じ仏メルローのブレンド、モルンデュックと飲み比べてみると、よくわかります。

濃さと好みは、モルンデュック。ややマイルドでうまさを伴う辛味を上手く演じています。ただし、この評価も今日までかもしれません。「辛さ」推しが熟成されると、旨味に変わってくることもしばしばあります。

メインは、ブリの塩焼きでした。強めに振った味付けにうまくハマってます。

「本日」のところの対戦の結果はモルンデュック。コスパ的にも上ですが、純粋な「味」勝負は明日以降に持ち越しです。

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆☆★★★   2つ  明日以降味が変わったらここも変わる

味の濃さ度 ☆☆☆☆★  4つ  正確にいえば「とても辛い」があってます

食べ合わせ ☆☆☆★★  3つ 魚の塩焼き、辛めのラタトゥイユは申し分なし

星の数は計9個 872円÷ 9= の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度96.8円。  普段は口にしない、上位ワインですからこんな程度

初心者へのおすすめ度 : 辛味好きならともかく万人受けせず 5点満点で3点のオススメ。

タナ、というフランス南西部固有のブドウ品種に出会いました。過去1.2回経験ある?かどうかという貴重なワインです。変化を楽しむ、という期待でワクワクします。フランス特有の「勲章」「祭り上げ」的なプロモーションの打ち出し方はどうかと思いますが‥ウケますからね。

 

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