ファウスティーノ・リベロ・ウレシア 2007年産見かけ倒し

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こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。

月曜日です。今週がはじまりましたが、3件のリモート会議があるともう大変、アタマがまったくついていきません。

その混乱の中で、ワインのラベルをよく見ると、2007年の記載があります。

これは夢か現実か?

購入レシートは間違いなく1000円以内、のスペインワインです。

ファウスティーノ・リベロ・ウレシア 2007 Faustino Rivero Ulecia 2007 gran reserva

こちらもOKストアで買いました。799円(税別/878円税込)

【メチャ結論いそぐ人へ】

この「ファウスティーノ・リベロ・ウレシア」を店頭で買おうかどうか、迷った人

こちらは「ステイ」が無難かな
 

まず飲んでみた感じ

見た目はゴージャスで魅力的、見事な化粧っぷりです。

ワインオクターブ論的には  

半オクターブ+1LO+1Hi

味の幅というか、浅いけれどバリエーションは豊かに感じます。

その理由

まず印象的なのは、POPです。こちらはシールで、金賞受賞をアピールします。

表にもおなじみのコンクール受賞マークが見えます。内容の不明点はWEBサーチして、Vinicaからひろいました。情報は少ないです。ブドウ品種はわかりました。なるほど、とは思いますが熟成タイプのブドウではないような‥

 

  • 原産国 スペイン
  • 品種 ボバル、テンプラニーリョ
  • アルコール度 13%
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 重松貿易

単独飲みのインプレッション  VS コッレ・ディ・チプレッシ

  薄く、輝くようなルビーガーネット色

熟度 年代からいくと、14年モノです

グラスに注がれた「色」だけで相当ダメダメ感ありです。

チプレッシよりもさらに、輝いてます。風貌から感じた期待が、小さくしぼんでいきます。

はじめに甘い香り、スグに酸味が襲います。そして後から軽い渋みと辛味を、舌の奥で感じていきます。いわゆる年代モノのオリはありません。グラン・リゼルバまで昇華した「コク」は、わたしには感じられませんでした。

メインは、ブリ照り焼きです。上品に出来たかな。夏の方が、フライパンの温度も上がり、少し小麦粉で魚の身をはたいて付けたので、程よく焦げ目がつきました。嬉しい仕上がりです。

チプレッシも相当赤果実の香りを感じましたが、ウレシアはさらにその上の「香り」と味がします。

まあ、年代を重ねても熟成した「濃い」味に変わらないワインも多くある中で、こちらの「ウレシア」は悪くないですが、見掛け倒し、感否めません。

Spain,bobal,tempranillo,2007

勝負は実力の差でウレシアの勝利です。

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆☆★★★  2つ  買いたいか買いたくないかで決めました

味の濃さ度 ☆☆★★★  2つ  明日空気に触れた後が少し楽しみです

食べ合わせ ☆★★★★  1つ とりあえず明日以降で

星の数は計5個 799円÷5= の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度159.8円。  コスパ度は悪いです。

初心者へのおすすめ度 : 抵抗感は強めに出ます 5点満点で2点のオススメ。

POPシールやコンクールの賞受賞を全面に出しているワインでした。雰囲気で選ぶな、という典型ワインです。