祝日で買い物にでかける時間がありました。真っ先にカインズに寄りましたが、相変わらずワインの棚が空きっぱなし、困ったもんです。もし何かの理由でモノの輸入が停滞しているなら、何か告知も必要では‥ワンコインワインを待っているのは私だけでしょうか?
ならばと、近くのOKストアに方向転換しました。
エミスフェリオ カベルネ・ソーヴィニョン HEMISFERIO Cabernet Sauvignon
チリのカベルネですが詳しくは裏書き説明で。割引されて798円(税別)でした。本来はその2倍くらいお値段が値札には付いてました。
まず飲んで
グラスに注がれた色は、たいして濃い赤ではありません。期待はここで半減します。
■ワインオクターブ論的には
南米でも軽中量級の、フットワークかろやかなボクサーと見ました。
3/4オクターブ+1Hi
第一印象は、普通以上期待度未満。少しだけ残念な感じです。もっと濃いチリカベ味か?と思いこんでいました。
その理由
ラベルの裏書きは饒舌です。このエミスフェリオの味の秘密も語られていました。
「ミゲル・トーレス・チリ」はスペインで140年以上のワイン造りの歴史を持つ名門トーレス家が、その伝統と革新的な技術を携え、チリに設立したワイナリーです」
なるほど。
「ミゲル・トーレス・チリ」は素晴らしいワインを生み出すために欠かせない自然環境を守るため、その利益の一部を保全活動に寄付しています。さらに、このエミスフェリオのワインボトルには環境に配慮した軽量ボトルと再生紙ラベルを採用しています」
優れたSDG’sのスピリットがワインにも反映されています。こうした高い「志」には素直に拍手を送りたいと思います。素晴らしい企業方針ですわ。
- ボディ ミディアム
- 味 辛口
- 香り キイチゴ、カシス
- 合う料理 ハムやソーセージ、焼肉
- アルコール度 13%
- 原産国 チリ
- 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
- 輸入者 エノテカ
VS シレーヌ・デ・ペラル VSシャトレ・デ・クロ
昨日飲んだ、VS シャトレ・デ・クロ とまず飲んでみますか。
シャトレは、1日過ぎても味は開いてきません。というより、味が浅い、ことがバレてしまいました。舌から抜けるのも早いし、味が上っ面だけでスベってしまい、染み込んできません。本当に残念です。
ここは味の好き嫌いを除いても、エミスフェリオの勝ちですね。
さて、このエミスフェリオを取り扱う、エノテカには感慨深いものがあります。
恵比寿のエノテカのお店もオープンWEEKに行きましたが、元の店舗で記憶にあるのは麻布か広尾でしたか?約30年前はよくのぞきました。シャンパンをお祝いの品として贈ったこともありましたね。今から思えば懐かしい。
それが時代は巡って、エノテカの引いたワインを(値下げ商品とはいえ)ワンコインで買えるんですね!ここは自分ではかなり衝撃的です。
飲むまでこの「思い入れ」があまりにも大きすぎて、恣意的になるかも〜と勝手に想像してたくらいです。
実際のエミスフェリオの実力は、果実やベリー系のすっと抜ける軽やかな香りで、甘辛両方とも感じられます。ただ、チリっぽくないな。と思っていたらラベルがルーツを明かしてましたね。スペインの会社が運営しているゆえ、よりPOPな仕上がりなのですね。
ボディが中・軽量級です。一発のパンチ力はありません。手数とカウンターで判定勝利にもっていくクレバーなタイプのボクサーを想像しました。
ペラルとも対戦してます。ここはハッキリ味の差が出ました。ねっとりとした絡みつく特徴や飲み心地の良さあるペラルの勝ちです。
となると地方巡業での番付はどのあたりが相応しいか、難しくなるワインです。
リピート、濃さ、味の相性度
リピート度 ☆☆☆★★ 見た目と受けはいい、後はこのライトテイストだな
味の濃さ度 ☆☆☆★★ タンニンも少し残り、悪くないバランスです
食べ合わせ ☆☆☆☆★ ブリ照り焼きでは、少し醤油味に押されてます。ソース系がいいかは今後検証し
星の数は計10個 798円÷10= の結果は
コスパ度/ワインの総括
なんだかんだ言って、コスパ度は結構いい79.8円 チリとフランス以外の欧州文化が融合した成果です。
ハズレない人のペルソナ
豪州ワインのスッキリさが好きだけれど、物足りなさを感じるチリワインラバーな人