毎度こんばんわ。赤ワイン・家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。
台風予報ですが、全くあてになりません。天気予報も時間ごとに、ころころ変わり外れてばかり‥。皆さんも、従来の情報に頼るばかりでなく、客観的に俯瞰した視線でモノゴトを見るくせをつけた方が、何かとタメになるようです。
スペインワイン、飲み切ったか?というくらい1000円以内の赤は飲みましたが、超メジャーのセブンイレブン店頭で、まさかの「新」ワイン発見です。
コルク栓でした。しかもよく表示を見ると、2014年産!ではないですか。びっくり。
カスティージョ・デ・ポト Castillo De POTO gran reserva 2014
価格は、880円(税別/968円税込)でした。強気の設定ですね。
【メチャ結論いそぐ人へ】
この「カスティージョ・デ・ポト」を店頭で買う?買わないで、迷ったら!
飲んでみた感じ
■ワインオクターブ論的には
3/4オクターブ
自分の好みは別として、濃さはかなりしっかり保証します。
この味で、テンプラニーリョ。しかもベルリンワイントロフィー受賞マークがあります。
その理由
ラベル裏は、細かく老人には読めないくらいの小ささで書かれてました。つらい‥
「1850年創業の老舗ワイナリー、フェルナンデス・カストロが造るグラン・レセルヴァ、スペインの大地と太陽に育まれた高品質なテンプラニーリョを使用し、最低18ケ月の樽熟を含む60ケ月の熟成により、レンガ色のボディ、熟した赤い果実とオーク樽由来の焦げた風味を持つ強い芳香、味わいもスタートから心地よくかつ、長い余韻を愉しめるワインに仕上がっています」
- 原産国 スペイン
- 2014年
- 品種 テンプラニーリョ
- アルコール度 13%
- 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
- 輸入者 東亜商事
単独飲みのインプレッション VS フロンテラ CS
色 フロンテラと比べても段違いにわかる、赤紫色が濃くなっている
熟度 2日目で尖った苦さは消えました
焦げた味感を「トースト」と世間ではいうのね〜。シロートにはわかりませんわ。各種ネット情報にもバランスの良さが誉められていますし、セブンに置かれることで飲む人が増えるといいですね!
初め辛さと渋みがキツい?とおもいきやその味を構成する「タンニン」が実に美味しいのです。苦味走った「男」のワイン、というか、テンプラニーリョがここまで上手に変化するか〜と思うと1000円以内のワインなのにとても心が満たされます。素晴らしい取り組みです。
メインは、ウナギの蒲焼き、翌日はシンプルにシャケのソテーとともに。濃いタレが特徴のウナギでもこのポトは負けてません。むしろ、苦味と山椒もよく合います。シンプルなシャケともスパイスをふれば、見事にマッチングします。
飲み比べたのは、VS フロンテラ・カベルネ・ソーヴィニョンです。
グラスに注いだ色の違いに、まずビックリ。味のインパクトもフロンテラもそれなりにあるはずなのに、全然響いてこない‥。じんわり、じっくりと味が変わっていくこのワイン/テンプラニーリョの強さを感じました。
ここは当然、カスティージョ・デ・ポトの勝利です。
リピート、濃さ、味の相性度
リピート度 ☆☆☆☆★ 4つ 見た目よりずっと実力派でした
味の濃さ度 ☆☆☆★★ 3つ スペインワインの中では予想以上の濃さ
食べ合わせ ☆☆☆★★ 3つ ウナギのタレは当然、甘辛全体によく合う感じです
星の数は計10個 880円÷ 10= の結果は
コスパ度/ワインの総括
コスパ度88円。 充実したコンビニワインの中でも、かなり濃いワインに属します。
初心者へのおすすめ度 : ロースト風をどう感じる? 5点満点で3点のオススメ。