今月11月2本目のレビューをしたいところだったが、少し前だったのと、画像があまりに汚れていたので遠慮した。飲み比べと雑誌のコトバについて(家内が立ち読み後おしえてくれた)書く日にした。
ちなみにそのワインはコレ、ラ・クロワザード レゼルブ カベルネ・シラー。詳細はまたロピアで買った時にリピートする。(799円)
イメージも濃くはないが味の深みはある。シラーブレンドの甘みによる口当たりの良さも手伝い、ほぼ1日で飲み切ってしまったので美味しさは保証つき。あまり仏っぽくない味か。飲み比べたのは、昨日のラス・レーニャスとなれば、ラ・クロワザードの圧勝、という結果もうなづける。メインは豚肉だったような‥
またラス・レーニャスとともに飲んでいたのが、5月に開けて久しく飲まず味の記憶がうすれていた、仏のモンラベッシュ。西欧同士で違いがでると思ったが、予想以上にモンラベッシュのダメさ加減というか、わたし的にはあわなかった。決定的なのは薄いこと。この価格でコレはないだろう。
これもアリだとおもうけど。
ワイン煮に直行!
口直しに、最後開栓したのはスリーメダルス2018。チリカベとして恥ずかしくない香りと味の濃さ。上のワインを全て駆逐する。
スリーメダルスを飲みながら話題が、料理雑誌のコトバにうつった。
久しぶりに料理雑誌みてたら、料理に合わせるワインで「コクウマ」ってのってた
濃いっていうのと違うよね?
編集者のセンスを疑うな
ワインの種類、カベルネとかじゃないの
それはね‥
コトバひとつで、イメージは変わってしまう。レシピ本か料理紹介のページだか知らないけれど、書き手としては「コクウマ」=濃くておいしい、と書くと長いし平凡だし、主婦にはわかりにくいし造語する?というノリで出したコトバと推測する。コクを”濃く”と複雑な味わいの意味の”こく”をかけた、という単純な理由かもしれない。
でもこれは違う。
ワインの複雑味は料理のダシのような「コク」ではない。ワイン=葡萄酒は果実。だから熟成しても主に動物的な複雑さをさすようなコトバでは表現しないと思っていた‥。これでは正しくワインの味イメージは伝わらず、別種のワインを合わせてしまうだろう。
自分的にはワインに「コクウマ」という語はハメて書かない。あくまで「濃い」という味とワードが好きなのだ。
とあらためて振り返った日でした。