バティス・デュ・マルキ/メルロー CSと比べると差?

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昨日、今日とカベルネ・ソーヴィニョン(略:CS)では番付上位のワンコインワイン、

バティス・デュ・マルキ/メルロー Battise du Marquis Merlot

のメルローを買ってみました。

いつものスーパー・ヤオコーでは898円(税別)というワンコインの上限価格で売っています。あのバティスのメルローなら‥という期待で飲む前からそわそわしていました。

まず飲む

グラスに注いだ感じは濃くも薄くもなく、といったところ。

■ワインオクターブ理論的には

ひと口では平凡な「凡庸な味」しか感じません。かなり辛味はあります。

半オクターブ+2Hi

全体的にボディも重くありません。

その理由

裏書きはオリジナル表も2つ載っていて、まあまあ饒舌です。

「南仏、地中海の温暖な気候で作られた赤ワインはベリー系の果実の風味とソフトな渋みが特徴です」

  • ボディ 甘口〜辛口までの1〜5段階で、辛い方の4
  • 軽口〜重口までの5段階で、真ん中の3
  • メーカー名 アルマ セルシウス
  • アルコール分 13.5%(飲んだ感じより高め)
  • 飲み頃温度 13~15℃
  • 原産国名 フランス
  • 生産地区 オック
  • 酸化防止剤 亜硝酸塩
  • 輸入者 ローヤルオブジャパン

VS  コルテ・ディ・コンティ

夕食のメインは、ラザニアです。これに合わせるワインは、当然イタリア本命のサンジョヴェーゼ、コルテ・ディ・コンティでしょう。対戦相手としては、かなり強敵です。

Romagna,italia,sangiovese,riserva

このサンジョヴェーゼはかなり濃いです。メインを食べずにワイン同士だけで飲み比べてしまうと、とてもとても仏ワインごときでは敵いません。

ところが、今日のトマトと挽肉ソースにたっぷりと生クリームが染み込んだ、ラザニアを食べると不思議なことにワインに魔法がかかってきます。

昨日、豚ロース肉醤油味と飲んだ限りでは、ただ少し軽いメルロー、というだけで終わりでした。

濃いめのおかずと飲むと、これがいいマリアージュに変わっているのです。びっくりです。

イタリアのコルテの方が逆に、ホワイトオークの風味の特徴が際立ってしまい、ワインに入り込めなくなりました。どうしてだろう?不思議やな〜。

濃さだけの勝負なら圧倒的にコルテ・ディ・コンティなのに、濃いラザニアとともに味わうと、バティス・デュ・マルキのメルローが勝ちます。これ本当です。控えめの味がおかずを引き立てるのかな〜。ワインの風味が倍増しました!

リピート・濃さ・味の相性度

リピート度 ☆☆☆★★ 3つ  濃いおかずなら買いたくなります

味の濃さ度 ☆☆★★★ 2つ  メルロー的には普通より軽い方でしょう

食べ合わせ ☆☆☆☆★ 4つ ラザニアには満点、醤油風味くらいでは減点

他とはバランスが違う、星の総計ですが計9個 898円÷9=   の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度は、99,7円。 この数字より味はイケてると思います。

ハズレない人のペルソナ

フランス的な嫌らしさは捨て去り、フランクに飲めるのがいい

同じバティスのカベルネ・ソーヴィニョンとは、性格も味も違います。一番の差は「濃さ」をメルローには求めるな、ということでしょうか。