エスペランサ テンプラニーリョ 若くてイイコトもあり

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毎度こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。

300円代の赤ワイン見つけました。場所はディスカウントストアのMr.Maxです。値上がりが続く今年に入って「初」の快挙です。志しの高い企業姿勢には、コウベを垂れます。

スペインのテンプラニーリョですが‥

エスペランサ テンプラニーリョ Esperanza tempranillo

売価は399円税別/438円) 。棚の一番下にありましたが、派手なPOPはなく、ひっそりと置いてあります。

【メチャ結論いそぐ人へ】

この「エスペランサ テンプラニーリョ」を店頭で買おうかどうか、迷った人

高い志しは認めますが、買うのは「ステイ」
 

まず飲んでみた感じ

いつものスペインっぽさ、というより味が少し個性的です。

ワインオクターブ論的には  

半オクターブ+2HI

テンプラニーリョといえば、シー・オーガニックなので、後で飲み比べてみました。

その理由とは‥

裏書きにかなり丁寧な商品説明があります。300円代ワインとは思えない、力の入りようです。

「1954年にその起源をたどるユンテロ社。エスペランサは、スペインを代表する赤ブドウ品種テンプラニーリョを100%使用。ルビー色で酸味と渋みがバランスよく、上品で飲み飽きない。まろやかな味わいが特徴」

  • 原産国 スペイン 
  • カスティーリャ・ラ・マンチャ
  • アルコール 13%
  • 適飲温度 14-16°C
  • テンプラニーリョ種100%
  • ミディアムボディ
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 ネスコジャパン

単独飲みのインプレ  

  比べたシー・オーガニックよりは明るく、グラスの底まで光ります

熟度 一口目から、すぐ味変化しますが、根本的な浅さの解決にはなりません

ESPERANZA

はじめは、高めのアルコール感が感じられます。香りもふくめ全てがそこに集約されました。

ただほんの15分も経つと、味が激変します。

イイ意味「まろやか」ワルくとると「酸味が取れて、果実味が薄くなった」という感じです。ただ完全に酸味が抜けるわけではなく、タンニンの渋みは残ります。微妙〜。

フレッシュさは、ある程度ありながらも、青いベリー系の果実を中心に「さわやか」に飲みたい人には合うテンプラニーリョです。

メインは、2日間にわたって検証しました。初日がチキンワイン煮、翌日がロース豚のカリカリ焼きで試しました。料理とは残念ながら良きパフォーマンスを感じられるほどには昇華しません。それぞれの肉の旨みに圧倒され、ワインはあとあとで感じる?程度です。特に初日は、ブログが書けないほど「量」を飲んでみましたが(酩酊)、印象が全く残らないのはよくありません。

VSシー・オーガニックと飲み比べて実力を探ります。

Spain、Organic、Tempranillo

シー・オーガニックの「広がり」ある世界観に圧倒されます。全然違いますわ〜。果実味も雑味も倍近く差を感じます。勝負は、一口でキマリエスペランサの負けです。

リピート、濃さ、相性度

リピート度 ☆★★★★ 1つ  価格は評価しますが‥

味の濃さ率 ☆☆★★★ 2つ  このテンプラニーリョも辛い

食べ合わせ ☆★★★★ 1つ  強いて言えば、単独でチーズと合わせること

星の数は計4 399円÷4= の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度99.7円   売価が安いのでコスパ度が、やや高めですが‥

初心者へのおすすめ度 : 進んでオススメはできず 5点満点で1.5点のオススメ

スペインのテンプラニーリョが好き、という味の傾向を事前に良く知っている人ならば、フツーに「飲めるじゃん」と思えます。