やっと週末というか、忙しかった今週。
買い貯めていた、カルメネールを一気に飲み比べたい。
ガトー・ネグロ カルメネール Gato Negro Carmenare
メインは、少し前に買ったやまやの500円ワイン、ガトーネグロ 。前のレビューはこちら。
前は、甘さを残した初級者向けカルメネール、と決めつけていたが、今回の飲み比べはいかに?
まずはガトーネグロから
カルメネールは久しぶりということもあり、じっくり飲んでみる。
メインは鯛の刺身用の柵を、小麦粉にまぶしてフライパンでソテーしてみた一品。
これが抜群においしいのよ。ソースを昨日の残りのラタトゥイユのトマト味に加えて、今日買ってみたあさりのニンニクオイルソースと2種で食べ比べてみた。
ラタトゥイユは、そのものがとても凝縮していて旨味は最高。タイにソースとして添えるには主役を食いかねない味になっている。主張強すぎる脇役なので、少し脇に控えさせた。
あさりオイルソースは万能の極み。
もともとイタリアンの隠し味としてもあるように、出汁にもなるこの旨味をソースにする贅沢、鯛の柵が引き立つこと何とも素晴らしい。
ガトーネグロ を忘れていた。果実味ある実力派かな。鯛との共生はグレートマリアージュ。少し軽めの感覚が、うまみをギュッとした締まった鯛の切り身になじむ。
VSコノスル ・カルメネール
この相手は同じカルメネール同士でも、ちょい荷が重いぜ。
本格派で、しかも味は重量帯。受け身になったら、一気に寄り切られるし、対決となると到底歯が立たない。果実味もボリューム感だけでなく、厚みの差がある。ここは、素直に負けを認めなくては‥
コノスル の圧勝。
VSカネパ・カルメネール
では、カネパクラシコのカルメネールではどうだろう。実力的にはほぼ互角という戦前の予想だが、
カネパの甘さが光る。何だろうか、カベルネには感じなかった、軽い中に広がる世界感。
ガトーネグロ の世界観は、『果実』の広がりだ。この武器で攻め込んでいく。
カネパは不思議な飲み物だ。カインズ、のワインシリーズとしてCSも含め、独自のワンコインワインのラインを築き上げている。「安心」というフィルターを通すと、前は軽い?というイメージありながらも十分に対決ではその個性を光らせている。
カネパはカベルネよりカルメネールの方が私は好みだ。
となると僅差の戦いではあったが、ここも
カネパの勝利。
飲み比べの結論
何や、ガトーネグロ 惨敗?と思いきや、結論はそう言いたいのではない。
夏の30°超えの暑さの中、それでも赤ワインを飲む、赤ワイン好き、でも高いのはね‥というみなさんには是非おすすめできる一本。
特にメインが軽めのあっさりしたソースや味付けになっているはずのこの頃、果実の味や匂いが十二分に回ってきて一番多く飲んでしまっている。
何やかんやブツブツ言われるが、結果実力は十分ある、というカルメネールでした。
ありがとうございました!