レ・ミューズ・ド・ラ・ヴィー二ュ 仏の存在意義の高さ

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大寒ですか。寒いはずです。夜はおいしいすき焼き(残り肉で)なので、腹ペコで帰ることにしました。

レ・ミューズ・ド・ラ・ヴィーニュ  Les Muses de la Vigne

会社帰りにドンキに寄りました。何かはあると思いワインの棚を覗くと、やたらラベルが神々しいワインが目に入りました。それがこのラ・ヴィー二ュです。値段は少し高めですが地方巡業帯まで行かない、価格628円(税別)です。

インバウンド需要が減り苦境かもしれませんが、個人的にはドンキホーテ、応援してます。

おっ、という穴場的ワインを置いているし、定期チェックは欠かせません。(売り切りゴメンの商品かもしれませんが、それだけになおさら貴重です)

まず飲んで

この1本もいつまであると思うなよ、というレアな本格ワンコイン

■ワインオクターブ論的には

バランスはフランスワイン的にいえば超グレイト、ボディもこの値段的にはありえない

1オクターブ2HI

フランスワイン好き、特にポムロール系のテイストが好きならばイチオシです。

その理由

説明文はなしのコルク栓のワイン。となれば、ググりました。

地域はランドック・ルーションですか。予想の味よりもめちゃ南部でしたね。「フランスの新しいカリフォルニア」とも言われるんですか、なるほど。サイトの説明では 

「輝きのある紫を帯びたガーネット色。ストロベリーやラズベリー、チェリーなどのフレッシュな果実、甘いバニラやココナッツ、トーストのようなオークの心地よい香り。フレッシュながらも、太陽の恩恵を感じる果実味豊かな口当たり。ミディアムボディの滑らかでジューシーな果実味と柔らかいタンニンを楽しめる親しみやすい赤ワイン」

とのことです。飲めばわかるこの言葉以上のおいしさ

  • 味わい 中重口 
  • 原産国 フランス
  • 品種 メルロー50% カベルネソーヴィニョン50%
  • アルコール度 13.5%(ファンタスティックです)
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 オーバーシーズ (このところ当たりワインばかり)

VS カネパ・カルメネール

ラ・ヴィー二ュのインパクトがあり過ぎて、対戦相手がはじめから霞んでしまいます。

なんとか勝負のコーナーについたのは、カネパ・カルメネールです。

Chile,Flat taste

先日も近くのカインズに行きましたが、ワイン棚は入れ替え?のせいかカネパはかなり欠品してました。ここしかない商品ですからね。やや不満ありつつ(CSもメルローも買えずに)帰り、カルメネールだけで今回も対戦検証です。

メインは和牛の残りを使ったすき焼きです。割下を変えて2鍋にすると、味の違いがよくわかりました。ヤオコーのオリジナルは味がフラットで食べやすく、柿安の割下は甘辛度がかなり濃い、ということがわかりました。

前の鍋でノドが乾いたはずですわ。当然ワインにもかなり影響しました。

カネパの味が、すき焼きに負けてしまうので、どうしても後からワインが追いかける感じになります。カルメネールの味も強いはずなんですが、純和風、かつ濃い目の醤油系タレには主張できません。

その点フランスワインは独自路線です。タレというか、フレンチソース系には気性的にもというか、この手には慣れているだけあって抜群の相性です

特にメルローの渋み、程よい辛いタンニンが最高のブレンドです。

勝負は文句なく ラ・ヴィー二ュの勝利で、番外で甘味王のイエローテイル・シラーズとも対戦しましたが、同格の戦いでした。改めて別メインのおかずで勝負させます。

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆☆☆☆☆ ドンキで見つけたら即買い保証します。元値は1200円?

味の濃さ度 ☆☆☆☆★  渋さの評価は割れますが、13.5%の濃さは間違いなし

食べ合わせ ☆☆☆☆★ 濃いタレ系にはワインの味をケンカせず主張もできました

すごい星数、計13個 628円÷13=  の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度は48.3円  仏ワインでは相当気に入りました。好きな味です。

ハズレない人のペルソナ

濃いめの和食、フレンチソースにあう、ワンコインを探している人に

メルロー・カベルネのブレンドでももはやボルドーがイチバンではなくなってきている、その代表ともいえるワインですね。南部地区でフランスワインがカリフォルニア以上に数多く生産されているとは知らなかった。

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