こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。
舌の記憶と記録は勘違いが多い、と本日あらためて思いました。
またやってしまいました。メジャーワインの飲み残しです。
すっかり昔飲んだつもりでいたのが‥ ちょっと前飲んだワインは、オーガニックだった、ことに今さら気づきました。ノーマルのレゾルムC/Sはまだ飲んでいないのに、他ワイン対決して検証してはじめてわかった、という次第です。
レゾルム・ド・カンブラス カベルネ・ソーヴィニヨン Les Ormes de Cambras cabernet sauvignon 2020
827円(税別/910円税込)という値段で、イトーヨーカドーで買っていました。
【メチャ結論いそぐ人へ】
この「レゾルム・ド・カンブラス」を店頭で買おうかどうか、迷った人へ

まず飲んでみた感じ
かなりマイルドテイストですが、仏特有の野生味と粘りある味です。
■ワインオクターブ論的には
2/3オクターブ

ペイドックの意地ですか、ジルベール&ガイアール2021年金賞受賞のシールは輝いています。


その理由
裏書きの和文を転記します。かなり正直な書き込み・商品説明があります。
「カシスやブラックチェリーを思わせる香りに、ほのかなスパイスのニュアンス。程よい凝縮感のあるクリーンな果実味と、熟した滑らかなタンニンが特徴の、親しみやすい味わいの赤ワインです」
- 2020年
- 原産国 フランス
- ペイドック
- ミディアムボディ
- アルコール度 13%
- 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
- 輸入者 サントリーワインインターナショナル

レゾルムのオーガニックを以前に飲んだ記憶と、完全に飲み違えました。
単独飲みのインプレッション VS ディーキンエステート C/S
色 平均的な輝きです。薄くもないし、濃い深い色でもありません
熟度 軽さ渋さはナッシング。「程良い」というワードは適切です
レゾルム・オーガニックの衝撃・インパクトは正直かなりあります。
それに比較して‥と考えると少しハンディがありますが、こちらもペイドックのカベルネ・ソーヴィニヨンですから、そう易々と引っ込む訳にも行きません。
若さゆえ、と突っ走るとんがったワインではありません。成年なりの熟成があり、ボディバランスがとれる仏のカベルネとして評価できます。
かなりいい線をついています。フランスワインとして破綻していないのが、とても評価します。
他エリアのカベルネと比べてしまうと、少し秀でた特徴に欠けるのがデメリットともいえます。最近は平均点を取る優秀生が、地味でもてはやされなくなっているのでしょうか?

VS ディーキンエステートのカベルネと飲み比べました。「個性の差」はあり、と感じます。レゾルムも悪い訳ではないのですが‥。どうしても「なめらか」以外の魅力が伝わりにくいかも。

メインは、2~3日間試しました。豚ロースの生姜焼き(濃いめ)、生シャケのバタームニエル(濃いめ)、チキンオーブン焼き(薄め)という3本仕立てでした。
塩・醤油味がキツめで、バター風味をまぶした「濃い味系」の1〜2日目は、料理に圧倒されます。レゾルムの期待から大きく下回り、ワイン味が平均的で感じにくかったです。
少し繊細に塩をコントロールしたチキンオーブン焼き、と合わせた本日はイチバン、味を感じました。調理は優しめオイルの方が合っているかも‥
vs ディーキンエステートや他ワイン対決は残念ながら、レゾルムは勝てません。
リピート、濃さ、味の相性度
リピート度 ☆☆☆★★ 3つ 他の選択肢がなければ十分選びます
味の濃さ度 ☆☆★★★ 2つ 濃さに秀でる魅力は感じにくいです
食べ合わせ ☆☆★★★ 2つ 繊細な日本食と合う感じ
星の数は計7個 827円÷7= の結果は
コスパ度/ワインの総括
コスパ度118円。 無理なく飲むには、当たりハズレのないワインです。
初心者へのおすすめ度 : 逆に特徴の無さが入りやすいかも 5点満点で3点のオススメ。