2月新規2本目のワンコイン赤ワインは、コンビニで見つけました。近くのファミマでビックリのチリカベ、
ロス・ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニョン Los Vascos cabernet sauvignon
購入価格はこのブログの上限である、900円(税別)です。見た目フランスか、とおもいきやチリのカベルネです。
ただ、ここで何か疑問に思った人も多いはず。なぜ、このワインがワンコイン範囲で買えるのでしょうか?と。
ここはメーカーの雄・マーケティングの王様、サントリーの本領発揮ですよ。
ボトルがコンビニ用に500ml、とスリムになってます! び・つ・く・り
値段がお手頃、という第一印象のからくりは、普通のボトル(750ml)の6割強の500mlだったことが理由です。いかにも「このくらいdeいいでしょ」という日本人LIKEな発想です。コンビニでこの細いボトル見たのは、はじめてですね。
でも普通ではなかなか売れない「工夫」のアトが、このチリカベに垣間見えました。南無〜。

まず飲んだ
グラスの色はかなり明るめです。
■ワインオクターブ論的には
辛さはみとめるチリカベ
3/4オクターブ ですか

その理由
ラベルの書き込みは以下です。
「名門ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト【ラフィット】社がチリのロス・ヴァスコスで、醸した逸品。香り豊かで、ブルーベリーやすみれの印象。凝縮した果実味を持つ、程良いボディの赤ワインです」
- ボディ:ミディアム
- 原産国 チリ
- アルコール度 14%(辛いわけだ)
- 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
- 輸入者 サントリーワインインターナショナル

VS ティエラ・ヌエバ VS バティス・ド・マルキ

しびれるワードでワインラバーの心をくすぐり続けるのが、サントリーの戦略ですね。そのひとつが今日飲んだ、チリのロスヴァスコスです。
今まで気配だけでも、おいしいオーラは十分感じていたのですが、肝心のお値段がワンコインでないため、今まで購入を見送っておりました。
ここで、500mlボトルです。こなれた値段・高品質のチリカベであれば、他を薙ぎ倒すはずと鼻息荒く乗り込んできたのです。

今日のメインは、チキンオーブン焼きでした。VSティエラ・ヌエバ まずは横綱です。
「気品」な香り「良質」なタンニン、「深い」味わいの差を認めるティエラ。ロス・ヴァスコスも悪くないのですが、味が浅く、初めにス〜ッとすっきり喉を通りすぎてしまい、辛味のある後味しか残りません。おいしいのに残念。
圧倒するクオリティを出せれば、堂々とティエラ・ヌエバの勝ちは決まりです。
VSバティス・ド・マルキとは、ドライORマイルドの典型的な勝負でした。
フレンチカベルネが醸し出すマイルドの極み、バティス・ド・マルキに対して、ロス・ヴァスコスもフランス由来のラフィット/エッセンスで攻めます。
いかんせん、本来のラフィットの味にはロス・ヴァスコスでは遠く、ここでボトルをスリムにまでして参戦したのが、仇となります。
コスパ上で評価が悪いため、ロス・ヴァスコスはここでは負けです。全体的に高レベルの戦いでした。とても面白いし、おいしかった。
リピート、濃さ、味の相性度
リピート度 ☆☆☆★★ 量は少ないのは、やはりマイナスですよ
味の濃さ度 ☆☆☆★★ 体力が軽いので薄めと思いきや、アルコール高さで有利に
食べ合わせ ☆☆☆★★ 肉にはカベルネ。これは鉄板の法則
星の数は計9個 900円÷9= の結果は
コスパ度/ワインの総括
コスパ度はジャスト100円 ボトルの計算でいくと、スリムの分1.5倍の価値がないと認められないかも
ハズレない人のペルソナ
ラフィットは日本のワインラバーなら全員好きなはず、と信じる人