シャルトン ルージュ えぐみはいずれ抜ける

この記事は約4分で読めます。

5月の5本目新規ワインだ。毎日が連休状態となると、GWのありがたみが薄れる。でも昨日からの突然の環境変化に、アタマがまだまったく追いていけない。今日は何とか落ち着かせて、レビューを書く余裕を作った。(PM 10時頃地震でWiFi回線が不通になり、UPできませんでした)

シャルトン ルージュ CHRTON vin de bordeaux

スーパー・ベルクスの売価は599円(税別)。

フランス・ボルドー産のAOPワイン。この前初めて知った(2009年〜最近なのか?)AOP原産地名称保護という呼び方。正直「なにこれ」という感じ。シャトー以下の格付けのワインに対してもこの呼称、いわゆる偏見で以下IGP?Vin de Tableがあるそうな。

これはしょうがないとして、輸入は、

富士貿易株式会社。

ワイン情報と買った状況

フランスワインは、ラベル情報が生命。知らないヤツはここで買うか買わないかが決まる。

  • 味わいグラフ 軽口・中口・重口の3段階で重口(本当か?信じるしかない)
  • アルコール分 12.5%
フランスの2大銘醸ワイ産地のひとつであるボルドーで、メルロを主体にカベルネ・ソーヴィニョンをブレンドし造られる赤ワイン。微かにバニラのアロマを持つフルーティな香り、バランスの取れたしなやかな味わいで、お肉料理、ピザ、パスタなどとよく合います。

ふたりの感想

今日もひとりごとで、飲むしかない状態。

妻は入院(コロナではない)してしまい、完全セルフで買い物、支度、サーブ、片付けまでこなす毎日だ。

野菜はかぼちゃ焼きとキャベツのオリーブオイル蒸し

メインはメカジキのニンニクバター焼き

対抗するワインは、メルロー主体で合わせてみた。魚が得意なプードゥ・メルロー/カルメネールともう1本、ダンシングフレイム・メルローの2本で飲む比べ。

魚は文句なし。おいしい

AmazonMusicをBGMに夕飯

かたづけてからワインを飲みくらべた。フランスワインっぽいメルロー を、どう切っていくかだな。妻だったら、なんていうかな?

独断と偏見

メルロー主体のカベルネブレンド。仏のボルドー産というだけで、特にアドバンテージはない。

グラスに注いだ色は、他メルローと変わらず。明るさも浅からず、濃くもない。

先にタンニンがやってくるメルローの渋味なのでマイルドだ。これがボルドーならではの傾向と郷愁。厚みや深みはシャトー格のワインと比べるともちろんありえないほど軽いが、これ系の感じが好きな人には、たまらないのだろうね。味的にはえぐみに近いが、カベルネがあわてて抑えにやってくるのでバランスは破綻しない

メカジキに強い、プードゥ・メルロー は「甘さ優先」な人に強いし、ダンシングフレイム・メルローは軽さが先コクが後になる味。これらを同列で比較せよ、と言われてもおいしさの質は変わらないため、むりくりに相性をきめる。まあ毎度好きな順だけど。

■自分的な、濃さ優先な人には、 プードゥ > ダンシングフレイム > シャルトン

■ゆっくりチーズと飲みたい人は シャルトン > プードゥ > ダンシングフレイム

■肉系で合わせるには メルロー はやめてカベルネを選んでください。

Merlot

大相撲で例えると

大器晩成型の大型力士。出身は北海道の小さな村で育ったが、村一番の体格でスケール感もある。前頭中盤からどこまで伸びるか、この半年が勝負だ。

女性に例えて表現す

フランス南部地中海沿岸で、こんがり肌を焼いた、エキゾチックな背は低めの移民美女

☆リピート・濃さ・相性度

リピート度☆★★★★ 1つ  あえて仏ワインなら別のを選ぶ

味の濃さ率☆☆★★★ 2つ  メルローの渋さとマイルドさを濃い、というか?

食べ合わせ☆☆★★★ 2つ  オイル系魚料理には程よくあう

計5 売価599円÷5= の結果は!

コスパ度・このワインの総括

コスパ度119.8  メルロー主体のカベルネブレンドはこんなもの

ハズレない人のペルソナ

やさしいメルローの裏に渋味があっても、個性と認めてくれる人

フランスものは、開栓から日がたてば渋さが抜けマイルドに変わる。そこまで待ってもうまみも同時に抜けるため、結局どうなんでしょう