アバディア・デル・モラル 肉のハナマサ300円代ワインへの賛美

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金曜夜一時的に体調を崩したのは、ショックでした。ダメージ残りますね。土日に体力だけでも完全回復させて、いつもと変わりないレビューを続けたい、と改めて思いました。それには「レビューは体力」

体調を崩した金曜帰りに購入していた、ワンコインワインが今日レビューする、こちらです。

アバディア・デル・モラル ABADIA del Moral

続くときは、はてしなく続くスペインワイン、しかもテンプラニーリョワイン、比べがいはありますね。

肉のハナマサにて、価格は398円(税別/437円税込価格)でした。このワインだけを握りしめてレジに並んでも「ワインにカバーかけます?」と親切に声がかかります。とてもフレンドリー感満載で、買った値段でお客を判断していない、と肌で感じます。買う方も気分良くなるいい店だ。 銀座店のベテランのおばちゃん、いつもありがとう、こちらこそ感謝された気になります。

まず飲んで

一口、普通のスペインワイン、という感じです。

■ワインオクターブ論的には

「辛軽」では、番付的には前頭相当下の格付けとなりそうです。

半オクターブ

あとはワインの対戦次第でしょうか。

その理由

ワインの裏ラベルで、はじめてわかったこともあります。

「BERLINER WEIN TROPHY 2017 金賞」を受賞したシールが貼ってありました。こちらは

ドイツの首都ベルリンで毎年開催される国際ワイン品評会。世界各国から3千アイテム以上のワインをソムリエやネゴシアン、ワイン醸造家等が採点し、その合計点でメダルが付与される

↑というワインです。

  • 生産地 スペイン・カスティーリャ=ラ・マンチャ州
  • 特徴 テンプラニーリョ100%。深い赤と紫の美しいコントラスト。繊細な赤い果実のアロマと豊かな果実味。
  • 料理 赤身肉全般、サラミや生ハム、熟成タイプのチーズ等
  • 原産国 スペイン
  • アルコール度 13%
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 花正

VS ビノセント

連日飲んでいる、スペインの同胞 ビノセント とともに。

アバディア的にはまあヨーカドーで売っている大量販売ワインに、負けるわけにはいかない?意気込みは伝わりました。中小会社にも意地はありますから。

ビノセントはオーガニックですが、なぜかアバディアと味が変わっていません。

これは残念です

アバディアは、ビノセントと味も色もコクもほぼ同じでしたが、尖ったテンプラニーリョの特徴が控えめなことです。どちらかといえば、マイルド味に振れていました。

ビノセントの方がまたほんの少し、辛味を強めに感じます。ほとんど一緒の中で、他の差を見つけるなら、飲みやすさの違いとなります。

メインは中華、豚肉の甘味噌炒め、回鍋肉です。甘めの中華味噌が、豚の脂との相乗効果を得てやや実力不足のワインをうまく補完していました。おいしくいただきました。

今日の結果は難しいですが、かろうじてアバディアの勝ちです。濃いワインの番付とは違う、飲みやすさという基準で決めました。

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆★★★★ 1つ  こちらもまず買うことはないでしょう

味の濃さ度 ☆★★★★ 1つ 「濃く」ないので、評価できないのが残念です

食べ合わせ ☆☆☆★★ 3つ  回鍋肉にはとても馴染みました

星の数は計5個 398円÷5=  の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度は79.6円  300円代のワインとしては辛口な評価になりますか

ハズレない人のペルソナ

このテンプラニーリョを飲み続けられれば、大抵のスペインワインをハッピーに思えます

数十年前の1000円代のワインはこれよりもっと辛い、テンプラニーリョでした。これでもかなり飲みやすいので、今ワンコインで飲める人は、とても幸せですね。

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