バリオ・グリニャーニ テッレ・シチリアーネ クセ者ですが‥ 

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こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。

7月2本目のプレビューは、イタリアワインが安くなっていたのでこちら。

バリオ・グリニャー二 テッレ・シチリアーネ ロッソIGT Baglio Grignani Terre Siciliane Rosso

スーパー・ヤオコーで特売日3割引の日に購入しました。558円(税別/613円税込)。

コルク栓でした。

【メチャ結論いそぐ人へ】

この「テッレ・シチリアーネ」を店頭で買おうかどうか、迷った人

通常価格は当然、割引価格であっても「ステイ」(待ち)
 

まず飲んでみた感じ

酸味と渋みがありますね。まずグラスを近づけると鼻に少し抵抗ある香りがしますが、飲めばと味は混じり込みます。

ワインオクターブ論的には  

半オクターブ+2HI

なかなか、風流ある濃さを感じるお味です。

ボリューム感よりも、やや複雑な味わいで勝負するタイプです。

その理由

ラベル裏は、ヤオコー直輸入だけあってまあまあの情報量です。たりない部分はWEBでググりました。(青字部分)

 

  • 原産国 イタリア シチリア州
  • ワイナリー バリオ・グリニャー二 
  • ブドウ品種 ネロ・タヴォラ50%  ぺッリコーネ50%
  • 味わい 重厚 
  • アルコール度 13% 
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 小川貿易(毎度)

単独飲みのインプレッション  VS モーンスーン VSリンデマン

  夜のライトの下でもブリリアントな輝きを感じます。標準より明るめ

熟度 熟した体力や年度があるワインではありません

3割引となると赤ワインの中でもグッと選択肢が広がります。イタリアワインの中でも候補がありましたが、今日はテッレ・シチリアーネで勝負です。

シチリア地方は比較的いい印象があります。美味な塩の産地だったり、サカナと合わせるGOODなワインが揃う、イメージです。

ブドウ品種のネロ・タヴォラとあったのでこれなら‥と思いました。一口で思い込みと舌の感覚のズレを感じました。その理由は、もう半分入っているぺッリコーネのせいかな、と感覚的には感じました。

高めの辛味と独特の渋みのブレンド

イタリア南部らしい、太陽の下で燦々と輝く海に照らされて育ったブドウの匂いが漂うワイン。

というと聞こえがいいですが、コスパ的にはイマイチ。合わない人が多いかもしれません。

メインは、うなぎ蒲焼。鹿児島産の鰻をチン、して食べました。甘いタレがどう転ぶでしょうか?

お相手は、モーンスーン です。

ラベルが少し変わったかも、と買ってよく見ると全く同じでした。ガクっ。

味的にも昨年のキレというか、なぎ倒すパワーを感じません。薄くなった?と思うのは、これはメインが濃いせいです。

ではちなみに昨日飲んだリンデマンはどうでしょう。

あらあら、モーンスーンもテッレ・シチリアーネも歯が立ちません。体力や濃さも含め、コイツは強いぜよ。

この3つともえの対戦は伏兵、リンデマンの勝ちです。

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆☆★★★  2つ  物足りなさあり。この価格ならもう少し重さが欲しい

味の濃さ度 ☆☆★★★  2つ  ボディは軽くないが、ブドウの味が独特で慣れない

食べ合わせ ☆☆★★★  2つ  甘みに合わせられる器用さはなし

星の数は計6個 558円÷ 6= の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度93円。 パスタを食べる昼間にでも、たまにはあけてみますか?

初心者へのおすすめ度 : このイタリアワインは難しくあまり初心者向きではない 5点満点で2.5点のオススメ。

季節的には雨の1日でしたが、もうすぐ夏のカンカン照りの日が続きます。その時に再評価できれば変わるかもしれません。少し独特のクセがあります。