バホス スペイン同郷のラス・カリニャスが凄すぎるせいで

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毎度こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。

梅雨末期の豪雨、伊豆山は大変です。沼津もわたしも良く知る川が豪流に変わってました。上流のゴルフ場もカート道が崩れて、しばらく復旧できないくらいの騒ぎです。

そんな中スカッとしたワンコインが飲みたいです。今日のワインはどうでしょうか!

バホス Bajoz tinta de toro Garnacha

出社すれば必ず寄る都心のお店、肉のハナマサで購入しました。598円(税別/657円税込)。

こちらもコルク栓でした。表ラベルから、受賞ワインを猛烈にアピールしてきます。

【メチャ結論いそぐ人へ】

この「バホス」を店頭で買おうかどうか、迷った人

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迷うところですが「ステイ」が無難
*7月7日以下を修正しました。

まず飲んでみた感じ

辛い。これは良しですが、その後です、問題は。

ワインオクターブ論的には  

半オクターブ+1HI

辛いアルコール度は評価しますが、それ以外の魅力をもう少しアピールしたい。

少し個性の薄れたワインです。

が7月6日までの評価ですが、時間をおいたら味が激変しました。確定は以下で

4/5オクターブ+2HI

その理由

ラベル裏は、またまた高度のアルコール濃度が出てきたワインです。

特徴「樹齢40年の樹から採れたブドウで造られたワイン。深みあるチェリー色、ブラックチェリーの熟した赤い果実のアロマと芳醇な赤いベリーの果実味を感じられます」

 

  • 原産国 スペイン カスティーリャ=レオン州
  • 料理 赤身肉全般、デミグラスソースハンバーグ、熟成タイプのチーズ等
  • 味わい 軽口〜重口/1〜5段階の中で、重さ4 
  • アルコール度 14.5% (2番目に濃い)
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 花正(直扱いです)

Berliner Wein Trophy 2019 金賞受賞 です。

単独飲みのインプレッション

  標準より濃い光り 

熟度 味の深みは時間が解決します

今日のハナマサは棚をじっくり見たせいで、もはやワンコインで買えるワインがもうなくなってきました。2021年夏前としては、残った中でほぼ最後に近い1本です。

スペイン、しかもガルナッチャとくればラス・カリニャスが大当たりだったので、また続く?‥と期待満々で買いました。

一口で、何か違う。

バボスは荒さはないし、渋みの引っ掛かりもないのに何故でしょう?

辛いけど、ボディが軽くモノ足りない。単調なガルナッチャです。ぶどう味も、言われるほど果実味はない感じですしね。

メインは、にんじん豚肉巻き。甘辛の和風しょうゆタレが食欲をそそります。久しぶりの登場でおいしかったです。

辛いワインだったので、ひたすら料理はおいしくごはんはススみましたが、肝心のワイン味はフラットになってしまい、印象が残りづらい残念なワインになります。

あるとすれば、コルク栓なので瓶内熟成する明日以降の変化に期待、ですか。

追加)7/7  味が劇的に変わりました。濃さのパワーが凄い。開栓から必ず時間を置いて飲んでください。

味を比べなくともこれは、ラス・カリニャスの圧倒的勝利。立ち会いのスピードから、ぶつかるパワー、組手の取り合い、全てに同じスペイン・ガルナッチャで、ここまで違う?というくらい、差があります。

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆☆★★★  2つ  ラス・カリニャスがなければ‥

味の濃さ度 ☆☆★★★  2つ  果実味の風味が出ればいいのですが

食べ合わせ ☆☆☆★★  3つ  アルコール度の高さで料理には辛みが影響して良くなった

星の数は計7個 598円÷ 7= の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度85.4円。 同じクラスに、人気者でスポーツ万能のイケメンいるせいで、とばっちりを食らった感じ

初心者へのおすすめ度 : ソフトな味が好きならOK 5点満点で3点のオススメ。

同じ傾向のワインを同時期に飲んだ、という悲劇は、例としてチリカベならば生まれ持った宿命、としてはじめから受け入れます。スペインワインにも、このつらい環境を味わうと、ワインの個性や造り方が変わってくるかもしれません。

 

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