コバ・サンタ 「甘い」イコールおいしいではない

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2021年1月。波乱の幕開けです。USでは大統領選挙の節目の日、と言われた日で「混乱」、日本では税金を年度末に使い切りたい!政府の「緊急事態宣言」でごちゃごちゃ。

春望 とはまさに現在、今をうたうことなり

国破山河在 城春草木深 ‥(途中略 by杜甫)

  • くにやぶれて さんがあり
  • しろはるにして そうもくふかし
  • ときにかんじて はなにもなみだをそそぎ
  • わかれをうらんで とりにもこころをおどろかす
  • ほうか さんげつにつらなり
  • かしょ ばんきんにあたる
  • はくとうかいて さらにみじかし
  • すべてしんに たえざらんとほっす

春はやって来るのか、希望の光はあるのか! そんな日のワンコイン赤ワインは

コバ・サンタ COVA SANTA sweet Garnacha

スペイン/バレンシア地方の赤ワインです。カルディ年末の大セールで特値(2本購入で10%OFF)を利用しても、やっと881円(税別)で買いました。

まず飲んで

これどうしようか‥禁断の甘さです。

■ワインオクターブ論的には

あくまでもワイン自体が持つ体力(体幹)=オクターブの表現でいくと

1オクターブ 超甘いほうにふられている

 

 

その理由

裏の説明書きは相当饒舌で見事です。(ですが「1行も」飲む前には読まずに飲みました。あしからず)

“醸造家ホルヘ・カウス・ペルテガスのコメント” 「ガルナッチャの古樹から慎重に手摘みして造られたこのワインは、繊細でありながら濃縮感があり、スパイスも感じられます。飲みやすく、かつ非常に心地よい複雑なワインに仕上げました。

美しく輝くガーネット色。熟したベリー系の香りがいっぱいで、ほんの少しバニラやスパイスを感じます。心地よい甘さ、新鮮なベリー系果実のボリュームがある、やや甘口の赤ワインです。甘みとタンニンのバランスが良いとてもエレガントな味わいです。すき焼き、ハンバーグ、スパイシーな肉料理、クリームや白カビチーズと共に。

  • 地域 バレンシア
  • 葡萄品種 ガルナッチャ/ティントレラ
  • ワインのタイプ やや甘口(段階は軽口〜重口の中でやや重口に属する)
  • 飲み頃温度 14~16°C
  • 原産国 スペイン
  • アルコール度 13%
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 オーバーシーズ

VS グランデ・アモーレ

もう1本カルディで買ったイタリアワイン(明日レビュー予定)グランデ・アモーレとの飲み比べです。(文字のリンクも明日貼ります)

アモーレの飲んだ感想は、明日詳しくレビューするとして、今日はその対戦結果のみです。

これは圧勝ですが、グランデ・アモーレ勝利です。スペインのコバ・サンタはある意味反則でした。

コバ・サンタの「甘さ」は食事には不向きです。もちろん濃さは十分ですし、旨味はありますが「甘味」があまりにも強すぎて、メインの味を壊してしまうほどなのです。

今日のメインは、コバ・サンタ ワインの裏書きのオススメどおり、自家製ハンバーグでした。記憶を辿るとサイパンの地元調理の味付けは、今日のワインくらいハッキリ甘辛の差がついてましたね!おかずは激甘、激辛 it’s OK

じゃあ、シラーズはどうなのよ!ドルンフェルダーとの違い説明せい、と言われる前に

イエローテイルとも飲んでます。

はじめから最後まで「甘い」=コバ・サンタ= 飲んでておもしろ〜ない

メインとともに増す「甘み」= イエローテイル・シラーズ = 飲みながら楽しくなる

という違いです。ハイ。西洋料理の基本は「辛口」。ワインも辛口メインで、隠れた甘味にクラっとする、というのが正しいでしょうか?

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆★★★★ 美味しいのに飲みたくない稀有なワイン

味の濃さ度 ☆☆☆☆★ これがスペインとはとても思わない深い味わい

食べ合わせ ☆★★★★ アフターチーズとも合わなかった、単独飲み推し

とても珍しい星の配置で、計6個 881円÷6=  の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度は146.8円  このワインこそコスパで語らず、好みで語るベきワイン

ハズレない人のペルソナ

チョコレート、ポートワイン、デザートに強烈超絶甘い味が好きな人へ

ここまで甘いワインが(ギリですが)ワンコインワインにもあることに驚愕です。
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