ラグビー代表戦 VSサモア TV観戦レビュー

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毎度こんばんわ。赤ワイン・家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。今日は独り言の日。書かざるをえないくらい憤ってます。

自分にとって「今年」最大の関心事は、ラグビーワールドカップです。

前回の2019年/日本開催時には、予選の観戦レビューをいち早く分析し、その頃からはじめていたブログに上げていました。その興奮をもう一度!とばかりに、本戦までの日本代表戦(キャップ)を今年もかってにレビューします。

フランスのチケットを持つ友人から、仏行かない?と誘われましたが、9月は残念ながらコントロールできず、泣く泣く断りました。その分応援にチカラを入れたいのですが、今日の試合は一言「酷すぎ」でした。悪い点を言っても仕方ないけど‥(リーチの調子悪さは見てのとおり)

まずノックオン(ボールを前に落としてしまう反則)について。

結果多かったのは、まあその原因はいろいろあるでしょう。新ジャージの素材/再生素材が汗を含むと滑りやすいのか、とも思いました。

ボールキャッチを胸で受ける(あまり推奨されない)場合と、指を大きく広げて取る場合がありますが両パターンとも各選手落としてました。個々のテクニックの問題ではありません。ドームの湿気のせい?かもしれません。

それよりも、ボールの扱いが「雑」なことがイチバン気がかりです。フリップパス、オフロードパスを投げるのはいいですが受け手との呼吸が、イマイチ合わない。スベりやすいのがわかっているのだから、より丁寧に「つなぐ」意識がないとムリでしょう。

キック処理についても、まだまだ改善の余地アリです。タッチキック(外に蹴り出し、一旦仕切り直しするキック)の精度も、後半出たSO松田の調子が悪い。慣れないスタジアムにしても、ちょうど選手目線にカメラが切り替わったタイミングだったのでよくわかったのですが、キックがラインギリギリどころか、観客席に届くくらいの角度で大きく手前に蹴っているようでは、スタメンはムリですね。アタックも冴えないし、ここはかなり不安材料が残ります。

また、ディフェンスのプレッシャーがNZ戦に比べてはるかに少ないのに、アタックを人に対して向かっていたのが、長田くらいだったこと。これではとてもラインブレイクできませんぜ。前半のCTB中野が(当確ライン上だからなおさらアピールしたい)個人突破したい気持ちは、よくわかりましたが、ワールドクラスには通じなかったこともよくわかったことでしょう。

各ポイントを詳細に振り返ってみます。

スクラム △ 今回スタメンメンバーならば、組み方は別として安定。

ラインアウト ○ サモアがわざとせってこない(本番用に隠した?)ため今回は楽。前半の初めにせった場合に、ある程度相手は取れる確信をもったかも

モール ● ディフェンスはOK。アタックは取りきれなかった点がややマイナス

ラック ▼ スピーディな球出し、とまで言えなかった。球際の攻防もやや負けていた感じあり。ここの前後もかなり処理が雑だった印象あり。ハーフ斉藤も球サバキが命なのに、パスミス含め正確さに欠け、球の質も荒れていた。

ディフェンス ▼ 大外で1枚、リーチ退場により3列のディフェンスが足りないため、ボールがここまで回ると決定的だった。ラックサイドの声出しも指示しきれていたか、少し不安(フランカー福井、ゆっくり構えていたら一発突かれましたぜ)

アタック △ サインプレーはほぼ無しで、手数を見せずに終わりました。スイベル(バックドア/後に走る選手に対してするパス)しなくてもいいのに、勝負せずにいた感アリアリプレーばかり。

キックゲーム ✖️ キック後の競るプレーに対して、積極性がないように見えた。ハイキックはまあまあ。タッチキックは精度悪し。

素でガンガン殴り合えば、当然パワー・体重差があるサモアに分があります。あ、良い点でロックのアマトは、光ってました!戦力ですね。李クンは当然外せないし、山中は凡ミスと好プレーが混ざる、山中らしさが見えてこれまた調整十分なようです。

まあ、来週の進化に期待しましょ。今週までに悪いところ全部出したので、ボトムでしょう。