フィンカ・ラ・エスコンディダ リピートの結論 VS プダ・ウインターブレンド  薄っぽい種について

Finca
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1月4日からフィンカについて放りっぱなしだったので、今日こそは触れなくてはと。

以前の評価はこちら。濃くて、醤油味にあうという総論だった。

昨日飲んだ、プダ・ウインターブレンドと比べるとまさに両極端の味、だ。

プダはシラーの甘さを強く残したカベルネ。薄い色でもそれなりに美味しさが出る。今日のように少し乾燥している時はなおさら美味だ。フィンカはマルベックゆえ男性的な辛味ある濃さ、が持ち味。ブドウの種類が違うので同じメイン・ポークネギ焼きとともに飲み比べるのはやや不公平かもしれない。

ネギが千葉産の海水ネギで、醤油焼きするとこれがとても甘いのよ。

この甘さが、フィンカの辛さを消して丁度いいマリアージュになった。

プダ・ブレンドは少し甘みが強く優しすぎだ。万人受け、としては申し分ないけど、辛く濃いブドウととの対戦では少し相性は悪いか。ここは、

フィンカの勝利

あらためて番付を考えても、フィンカ・マルベックの実力は高いことがわかった。

さて、1000円以下、500円以下の赤ワインでも今までほぼ積極的に買わない、ワインがある。それはブドウ種の好み、というかピンとしたPOPな軽さに慣れない種だからだ。それは‥

スペインの早熟種 テンプラニーリョ100%

フランスのボジョレ・ヌーボーに代表される種 ガメイ

フランスのピノ・ノワール

あくまでも繰り返しますが、500円のワンコイン濃いウマ赤ワイン基準で飲んだ場合です。

おいしいピノ・ノワールといったら、極上のビロードの如くきめ細やかでしかも奥深さを感じる濃さを持つ。お菓子のナポレオンのように何階層もある生地のようで、空気に触れるごとに舌ざわりが変わるのだ!ソレは素晴らしい!

20年程前、米オレゴン州に行くチャンスがあり、ワイン醸造所を何箇所か廻ってテイスティング(メインはその仕事ではないが)することがあった。その頃は、ピノの美味しさがさっぱりわからなかったのに、帰りに御土産で買ったオレゴンのピノ、の何と素晴らしいことか!(ラベルも種類もまったく覚えていないが、50−60ドルくらい)

未だに、このピノ・ノワールを超えるピノには出会えていない。もう一生無理。

かたや今舐められるのはワンコインのワイン。この範囲で飲めるものを飲むだけに、ハズレる確率の高いものには、極力手をだしたくないのです、本当に。

という理由で迷っても上記の「種」はスルーする訳でした。

これは違う、というテンプラニーリョ100%でワンコインがもしあれば、ぜひ教えてください。番付は相当上位、何せ見かけたことさえない希少種ですから。