銀座のドンキホーテで占拠していたフランスワインがどうしても気になって、買いに走りました。あくまでスナップとして、フランスワンコイン特集の画像は撮りましたが、掲載は控えます。
シャトー・ラロシュ・サンジャン Chateau La Roche Saint-Jean
いかにも、ドンキらしいPOPがすばらしく目を惹きつける。500円代の販売価格ですでに売り切れてる仏ワインもあり(残念)残りの2本のうち、シャトー・カネはメルロー 100%とあったためパスし、シャトー・ラロシュ・サンジャンを本能で選んで買いました。
価格は598円(税別)。これが仏ワインなのか!といういい裏切りを期待して、半分以上ギャンブル買いと思ってます。
まず試飲から
グラスの色は明るいけど 味はいい方に裏返った
■ワインオクターブ論的には
半オクターブ ➕ 1ロー
当然深みはないけれど、口当たりは良く仏産ボルドーワンコインにしては、まとも。
その理由
裏ラベルは輸入者のオーバーシーズが付けた感じ。
原産国はもちろん、フランス/ボルドー産。
- 輸入者 オーバーシーズ(こちらも安心ブランド化してる)
- アルコール度/14度 (濃い!かなりストロング)
- 添加物 酸化防止剤に加えて、アカシアガム入り
- 2018年
- あとは情報がないので、オーバーシーズのHPから ■カベルネソーヴィニョンとメルローが50%ずつ ■サスティナブル農法(自然派ということただし、オーガニック認証はとっていない) ■ジルベール&ガイヤール2019 金賞(V2018) リヨン国際ワインコンクール2019 銀賞(V2018) ■美しく輝く紫がかったルビー色。ブラックベリー、プラムを思わせる黒系果実 の香り、ほのかにリコリスやペッパーなどスパイスが広がる。フレッシュで豊か な果実の味わいが楽しめる赤ワイン とのこと
VS アルパカ/オーガニックレッド
自然派ワインならば対抗馬は当然、アルパカ/オーガニックですわ。
今日のメインは豚ロースと白菜の重ね煮。やわらかい和風料理に、チリとフランスワインが合うんですか?
色はアルパカの方が赤みが濃くて、シャトーラロシュ やっちまったか?と当然思ったのが束の間でした。
勝負はあっけなく一口で決まり。シャトーラロシュの左フックがアルパカの顎にヒットし、1発でリングに沈みました。KO勝ちよ。
その差は?と言われると、「仏らしさ」を残している点でしょうか?説明にあるような果実味はそう強く感じる程でもないけど、安ボルドーのデメリットでよく言われるトンガリ感やタンニンの渋みはほとんど感じません。むしろ、果実系の甘みをうまくまとわっているせいで、アルコール濃さを隠せたのが良い!と思いました。
さすがにアルパカ・オーガニックは少し開栓から日がたったので味が抜けてました。(ちょい不利)
VSイエローテイル を出して飲んでみると、和風おかずにはほとんどの日本人は、甘みが濃いイエローテイル を選んでしまうかもね。
リピート、濃さ・相性度
リピート度 ☆☆☆★★ 仏の標準的ワンコインより上だ
味の濃さ率 ☆☆☆★★ 厚みは普通、アルコール分が高い感じのある濃さ
食べ合わせ ☆☆☆☆★ 砂糖やみりん使ってない和風と意外にあう
計10 598円÷10= の結果は?
コスパ度/このワインの総括
コスパ度59.8円 コスパあるフランスワインの筆頭格だ。ドンキいい仕事してます!
ハズレない人のペルソナ
仏ワイン=渋い、軽いという固定観念を外して柔軟に理解できる人