いまやコートデュローヌが ほぼほぼワンコインで飲める時代ですか やまやで発見

この記事は約4分で読めます。

いつものやまやに寄りました。

ワイン棚をじっくり探すと、500円コーナーの裏手にいつもは探さない仏ワインがあることに気づきました。そこで見つけたワインがこちらです。

シャペル ド ピエ ヴォーリア・コート デュ ローヌ Chapelle de Pied Vaurias Cotes du Rhone

なんとコートデュローヌですよ。昔を知る人にはもうホントたまげますわ。780円(税別)。

昔話は後半でじっくりと。

まず飲む

第一印象の見立ては、色「うすっ」「コクは少なっ」という感じです。でも30年前くらいによく飲んだフランスワインの懐かしく、淡い記憶がうっすら蘇ってきました。

■ワインオクターブ論的には

若いフランスワインに、ボリューム感をもとめるのは酷です

半オクターブ➕1Hi

その理由

何かわかりませんが、嬉しい気持ちでいっぱいです。懐かしくてたまりません。

  • 原産国 フランス
  • アルコール度 13.5% (色の割りには高い)
  • 添加物 酸化防止剤と安定剤(アカシア)はあります
  • 輸入者 コルドンヴェール 

裏ラベルの説明は 「ベリー系のアロマにまろやかでバランスの良い味わいのワインです。フルーティな余韻もお愉しみいただけます」

やまやのWEBサイトでは、

Chapelle de Pied Vaurias Cotes du Rhone Rouge グルナッシュ、シラー、サンソーの南フランスらしいブレンド。黒すぐりとラズベリーのアロマが印象的。果実味にあふれまろやかかつバランスの取れた後味のローヌワインです。

とのことでした。わたしにはとても納得いくナイスな説明文です。

 

VSイニエスタ

今日のメインは、ブリオーブン焼きにエビニンニクソースをつけました。美味!

今日開けたコートデュローヌは、軽さはあるものの素直な味です。爽やかなベリー系果実の香りと味は確かに感じられ、「塩」メインのおかずとは相性良く飲めました。

30数年前、ワイン初心者の頃はフランスワインは鬼門でした。その量と質に圧倒されて、何から飲んだらいいかサッパリわかりません。自分で購入する分にはハズレても何ともないですが、身分不相応にも仏料理の入門編であるビストロ(上位のリストランテには覗くことさえできません)程度でもメニューの仏ワインを何選んだらいいかわからず?当時は思考不能になってました。

そんな時のアンチョコ(わかりますか?)が困ったら一択コートデュローヌでした。どこでも、確実に置いてあり、料理にも無難に合わせられる万能フランスワイン。しかも懐にも優しい良心価格です。赤ワイン超初心者相手でも、まず受付けてもらえるスーパーアテンダントでした。

神宮前のお店、今はどうなっていることやら(半焦げで表面真っ黒のサカナを提供されて、文句を言った記憶があります。そこでもバカの何とかでコート・デュ・ローヌを飲んでました)

それが時代はめぐり、スクリューキャップで提供されまた巡り合えるとは‥何とも感傷的になります。

今宵の対戦相手は、セニョリオ・デ・イニエスタ です。有機ワインでアルコール度も高いスペインのオーガニックとの飲み比べは、複雑でバラエティ豊かな味わいで「濃さ」断然にイニエスタが有利です。

ただじっくり飲むうちに、インパクトではコート・デュ・ローヌが負けるものの、塩味の効いたおかず相手では、さほど味の差は感じられなくなっていきます。

両者の性格や方向性が違うため、ここは引き分け、としておきます。どちらも冬の夜にはおいしかった。(懐かしさが半分以上入っている)

Spain,Organic,blend

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆☆☆☆★ あまりにも懐かしいので飽きるまで買いそう

味の濃さ率 ☆☆★★★  濃さ、でいってしまうとウマ「軽い」が適切か

食べ合わせ ☆☆☆★★  塩味系には万能でしょう。合わせてナンボの仏ワインですから

計9 780円÷9=

コスパ度/ワインの総括

コスパ度86.6円  正統派フランスワインとして選んでも間違いない

ハズレない人のペルソナ

欧州・フランスかぶれでワインの知識なくもアルコールも弱そうな人にぜひ

迷った時のコート・デュ・ローヌ。昔は随分助けられました。その思い出がズーンと蘇っておいしさに被っているので、今日の評価は控えめにどうぞお考えください。マイブログですから。

タイトルとURLをコピーしました