この味の秘密がわかった
リピートワインのレビュー、上位番付のワンコイン赤ワインの対戦を振り返り、かつ新しいマイスタンダード「ワインオクターブ論」に当てはめてます!
コセチャ カベルネソーヴィニョン Cosecha cabernet sauvignon
相変わらず近所の酒屋では、598円(税別)で売っている。馴染みのワイン。コレしか買わん「ケチなやつ」と思われているに違いない。
このチリカベ がなぜ、長らく横綱の地位を保っていて、全盛期は過ぎたがまだ上位に入るワインなのか?その理由がはっきりとはわからないでいた。
それが、この「ワインオクターブ論」に紐付いて飲み比べをしたら、実にクリアになった。その実力は過去の記事と対戦をお読みください。
- 2019年1月(登場した時からコスパ王)
- 2019年3月(ここでコスパ度を算出。満点で@39.8円)
- 2019年5月(ワインチャートなるものを作った)
- 2019年6月(コスパ度ランキングも作ってみた/2位)
- 2020年3月(2020年のコスパ度ランキングでも上位)
- 2020年4月(まだまだ番付上位 )
- 2020年4月(2020年総括的にあらためて評価・一番くわしく解説。コスパは下げた@49.8円)
- etc‥そして今回、4月でコスパ度の順位を下げた「濃さ」の理由が明らかに!
現在の番付表は、空位の横綱を除けば実質TOP、東の張出横綱。(6月場所現在)
追い上げるはずの、ティエラヌエバや、スタンプ、コッパーリッジが私の周りの市場(売り場にない/売り切れ?)から消えているので、プダやトキ・アンディーノ?を上に、という訳にもいかないし‥。悩ましい。

で、味の結果だ。
ワインの試飲結果
◆1オクターブ+4ロー+1ハイ

【解説】 十分なボリューム感に、特徴的な甘さの幅。チリカベなのに決して辛味に頼らないのが、色々なメイン料理に合わせられる理由だ
その理由を考察する‥
2日間にわたってコセチャを検証していた。初日が淡白なお魚、たらの煮付けで、今日がチキンと野菜のポトフ(スープ)。
砂糖を入れない塩とみりんで味付けし煮込んだ「たら」の前では、各赤ワインの生い立ちがハッキリわかる。このとき飲んだアルパカよりも、なんとコセチャの方に「甘さ」の厚みがある。アルパカが辛く感じるほどだ!
そこで、2度ローのアルパカの倍の、4度ロー(甘さの度合い)にしたというわけ。
変わらないスミレっぽい香り、と味の広がりは他とは比較にならない、絶対「神」

VSエルハワード
昨年対戦しているが、改めて対戦すると違いは明確に。エルハワードのストレートな「辛味嗜好」に対して、ほんのりと甘みを隠して実は大甘な性格、2シーム系のストレートなのだ。
魚だろうが肉だろうが、ソースが濃くても、辛くても甘くても何でも処理できる万能の魔球、2シームをあやつるコセチャの前では、4シームオンリーで勝負のエルハワードでは、打たれやすいのも当然だ。
エルハワードに黒星をつけ コセチャの勝ち

このワインの総括
コセチャがこんなに甘かったとは。気づかなかった。おかげで知らないうちに飲みすぎて、爆睡し更新できなかった。
ハズレない人のペルソナ
やさしい悪魔。表面怖そうで、実はやさしいという典型タイプ


