エールダジュール/シラー 仏では普通のシラー

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朝、車で出かけたら今年一番の寒さ、なんと外気温が−5°Cでした。

帰ってあったまったら、ワインおいしいだろうな、と思いつつ今月お初のワインを開けて飲んでます。

エールダジュール シラー Ailes D’azur Syrah Pays d’OC

イトーヨーカドーで、新規というラベルがあったので即購入。727円(税別)と結構いいお値段しました、フランスワインで、珍しいシラー種です。

まず飲む

まあまあな感じですが、何かが物足りない。

■ワインオクターブ論でいくと

3/4オクターブ シラーの甘味はなし

その理由

ワインの裏書きは、けっこう饒舌に語られています。

説明1:南フランスのランドックルーション地方の畑から良質のブドウのみを収穫。気候は穏やかな地中海性気候で、冬は暖かく夏は風が強く乾燥した土地です。その年のテロワールに応じて8月末から10月末にブドウを収穫し、各々のテロワールの特性を活かした味わい深いワインが造られています。

説明2:鮮やかな紫色。複雑な赤黒系果実とシラーならではのスパイスの香りとタンニンがトマト系の香辛料を効かせたパスタやBBQ、エスニック料理などと良く合います。

  • 甘辛度 5段階中 やや辛口
  • 味の厚み ライト・ミディアム・フルボディの5段階中、4のミディアムフル
  • 原産国 フランス
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • アルコール分 12.5%
  • 輸入者及び取引先 カサ・ピノ・ジャパン

VS イエローテイル・シラーズ

シラーズならば、まずは最高峰のモノと飲み比べが一番。番付ポジションがはっきりするはず、とイエローテイルと飲み比べしました。

OZ, Shiraz,So Sweet

結果は、シラー種の深みの差がありすぎですわ。エールダジュール惨敗。

まあ、グラスに注いだ色の濃さでまずダメ決定でしたが、エールダジュールは、個性があまり感じられないのが痛いです。シラーズの別ページでも触れましたが、豪州/オーストラリアのシラーズなどは、飲んでわかる特性・特徴があります。南米や欧州でもそうです。

フランスは、絶対的なカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、そしてそのブレンドという「神」的な古い苗木の葡萄品種があり、これはどうしても越せません。かと言って仏で世界の他エリアではメジャーな「シラー」をどこで作っても、ワンコイン赤ワイン(ペイドック)では際立つ特徴まではだせないでしょう。

残念ながら仏に対する(怨念のような)他国の努力に勝てないでしょう

ならば、仏同志のレスタージュと勝負してみますか?

France, cotes de bordeax

残酷ですね、これも立ち会いの一口で決まりました。

メルローの熟成高いレスタージュとでは、スッキリめで、個性の乏しいエールダジュールではハッキリ勝負がついてしまいました。またエールダジュール完敗です。

リピート、濃さ、味の相性度

 リピート度 ☆☆★★★ まだ少し安ければね、いいんですけど

 味の濃さ度 ☆☆★★★ 軽い味ではないけれど、すっきりした後味がマイナスになる

 食べ合わせ ☆☆★★★ ぶりの照り焼き/醤油味が強いとワインは負けます。味を感じない。

 星の数は計6個  727円÷6=  の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度は、121.1円  ビン色が透明なのも少し安っぽいし

ハズレない人のペルソナ

仏ワインなのに変わり種のワインを探している人へ

プロダクト・デ(デュ?)・フランスという文字が何か怪しげ。仏ワインの表示ではあまり見かけないです。
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