ビロリア レゼルバ テンプラニーリョ2006年 本当ですか?

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こんばんわ。家飲み歴数十年ワインコスパニストのブーです。

梅雨のせいですか、肩がジンジンして夜も寝付けません。これが何十肩?というヤツかわかりません。

ワインはおいしくて飲みすぎると、バタンと倒れたきり朝まで目覚めない体質です。(これは大丈夫なのでしょうか?家族からは心配されますが、いちおう健康です)

前回自分をノックアウトさせた、スペインワインに対抗するべく、またもや強力なスペインの老獪な古狐がやってきました。

こちらも同じくテンプラニーリョ、です。

ビロリア レゼルバ Viloria Reserva 2006 tempranillo

こちらは、アジア系外国人が減って寂しい、ドンキホーテ銀座本館店で見つけました。498円(税別/547円税込)。

凄い価格であることにビックリ。表示正しければ、2006年産ですね、コレは‥。

【メチャ結論いそぐ人へ】

このワインは買いか!ステイか?

ワイン飲み慣れた人には「ステイ」(買わない)
 

まず飲んで

スペイン産のテンプラニーリョ、の概念はありません。別モノであることは確かです。

キャップはコルク栓でした。

ワインオクターブ論的には

半オクターブ+2Hi

開栓から時間を置かないと本来の実力はでてきません。

味わいの変化を楽しめるワインです。

その理由

ラベル裏にある説明書きは少なめですが、小さい字体で細かく書かれてます。

やや褐色がかったガーネットレッド。果実のコンポートを思わせる豊かな香りと✖️(判読不明)からくる心地よいバニラの香りが重なった、甘く芳醇な香り。口中ではしっかりとした構成があり、味わい深くエレガントな果実味を楽しめます。焼肉やハンバーグ、ミートローフ、パテやイベリコハム等に良く合います。

  • 原産国 スペイン 
  • DO  バルデペー二ャス
  • 辛口
  • 飲み頃温度 16~18度
  • ブドウ品種 テンプラニーリョ100% 
  • アルコール度 13% 
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 ドウシシャ

ムンダス・ヴィニ国際ワインコンクール・2011 金メダル受賞

少なくともそれより前にワインができていたのは、間違いないようです。

単独飲みのインプレッション VS 15.0イニエスタ  

  明るめのガーネットレッド

熟度 2006年からの眠りが覚めた、イメージには程遠い

開けたての酸味が強い! コルク栓の場合、すぐに公正に実力は測りにくいです。特に今日のような2006年?から作られたような、15年以上を経たワインの場合、最低でも2時間は置いて空気にふれさせないと馴染んできませんから。

ひたすら時間をおいてから飲むことが重要です

メイン料理は、バッチリおすすめ通りのハンバーグでした。

ゆっくり飲んでいると、味がじょじょに変わってきます

15分ほどで固めの葡萄から、少しマイルド味に変わってきました。口の中で十分落ち着いてます。濃さはほどほど、ですか。赤ワインでも渋みはほぼないタイプです。

最初のままだったら「どうしよう」というくらいピンピンしてましたのでかなり心配しました。

すっかり落ち着いた、同じスペインの重戦士、15.0イニエスタと共に飲み比べです。

体重というか階級が違うのか、単にアルコール度の違いだけでなく、「濃さ」にはへだたりがあります。テンプラニーリョの特性は、ビロリアの方があります。レゼルバっぽさはあまり感じません。

 
レゼルヴァとはスペインのワイン法で、赤ワインの場合36ケ月以上の熟成が必要とされます。そのうち12ケ月以上は、オーク樽での熟成が必要で、残る24ケ月は瓶内で熟成を重ねワインに深みとまろやかさが生まれます
 

イニエスタのずっしりした重みある濃さを味わうとビロリアはちょっと試合にはならない感じで、一方的に押し切られます。悪くない味ですがね〜 本来の価格は相当高いじゃないですか。

今日の勝負は、イニエスタの勝利です。

すぐに「味」の結果が出ないので、週末のお買い物としてはかなり迷うワインになります。

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆☆★★★   2つ  テンプラニーリョなら別のワイン買うかな‥

味の濃さ度 ☆☆☆★★  3つ  時間をひたすら置いてから飲めば、濃さは堪能できそう

食べ合わせ ☆☆★★★  2つ  肉はもっとジューシイなタイプが好まれそう

星の数は計7個 498円÷7= の結果は

コスパ度/ワインの総括

通常は2000円近くするワインなので、このコスパはどちらと見るか? コスパ度71.1円。 

初心者へのおすすめ度 : 初心者には全般的にイケる 5点満点で3.5点のオススメ。

飲む数時間前から、ワインの栓を開けたりする習慣があれば、もっとおいしくいただけそうなワインです。明日以降味は確実に変わります。