シャトー・ピコー ボルドーの難しさを痛感

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こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。

不快な蒸し暑さ。こういう時期は昔から、赤ワインには向かないシーズン、と言われ続けてきました。わたしは全てがそう、とは言いきれない、というのが本音です。昨日開けた、横綱格のナイト・ハーベストなんかは、寒い時期の方がもっとおいしい、とは思います。

だから、といって夏は味がおちるのか?と言われれば、オカズによっても変わりますし、全ての条件が一緒、が前提の科学の実験をしている訳ではありませんので。まずヒトの感情や感性は秒で変わっている、のが結論ですから!

東京の帰りに見つけました。ドンキの仏ワインです。

シャトー・ピコー Chateau PIQUAUD 2020

ボルドーもので、680円(税別/748円税込) で売ってました。あと1本気になるワインありました。

【メチャ結論いそぐ人へ】

この「シャトー・ピコー」を店頭で買おうかどうか、迷った人

Chateau PIQUAUD
涙を飲んで「ステイ」味が‥好みじゃないんです
 

まず飲んでみた感じ

ブレンド味のフランの好き嫌いでしょ。

ワインオクターブ論的には  

3/4オクターブ+1Hi

なかなか厚みある、ナイスボディです。

その理由

裏表記は丁寧にありました。一部はWEBサイト、Vinicaから情報を拝借しました。

 

「ラズベリーやカシスの芳醇な香り、やわらかな口当たりから果実の旨味に満ちた余韻が心地よく続きます」

  • 原産国 フランス 
  • 定温輸入
  • ブドウ品種:メルロー、カベルネ・フラン
  • アルコール度 13%
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 重松貿易

単独飲みのインプレッション VS フロンテラ プレミアム・ナイト・ハーベスト

色  グラスに注いだ色が久しぶりに、まとも。落ち着いたダークレッド

熟度  ボディは体格しっかりめ、肝心の溶け込んだ味がまだまだ

ドンキのワイン、DAY別の検索では、「チラノの実力」が上位にきているせいか、人気記事になってます。

定期的に、安めのフランスワインを仕入れているのでしょうか?面白いワインが棚に残っている時があります。今日の、シャトー・ピコーもそうです。POPであおっていたので、買ってみました。

コルク栓をあけた瞬間に、果実味の高い香りがしました。いい予感ですが、肝心のコルク栓は、乾き気味で、湿った赤ワイン熟成の跡は残っていません。

マイルドで丁寧な仕上がり、バランスも重みも十分です。

ただブレンドワインの宿命、飲んだ後味に、酸味を含んだカベルネ・フランが主張します。このフランの感じが、自分自身は好きになれないのです。 ここは、ごめんなさい。完全に好き嫌いですから。

メインは、麻婆茄子でした。中華甘味噌味とは、比較的よく合います。フランの味を消して、樽香っぽく変えてくれるせいですね。

VS フロンテラ・ナイトハーベスト と飲み比べました。こちらはブレンドでも似たような配合なのに、こちらはカベルネ・ソーヴィニヨンの割合が多いせいか、カベルネ・フランは隠れていいサポート役に回っている、いい例です。

Premium Night Harvest

カベルネ・ソーヴィニョンが好きなことは否定できません。この勝負は厚みの差もくわえて、フロンテラの貫禄勝ちです。

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆☆★★★  2つ  これは無いかな〜と思います

味の濃さ度 ☆☆☆★★  3つ  厚みはあるんですが、味の傾向が違う‥

食べ合わせ ☆☆☆★★  3つ 濃い系の中華甘味噌と油には相性いいです

星の数は計8個 680円÷8= の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度 85円。 いろいろ差し引いてますが、フランが気にならなければOK

初心者へのおすすめ度 : 何の仏ワインを飲んできたかが鍵です 5点満点で2.5点のオススメ。

シャトー・ピコーは厚みあるボディから、想像しない味が生まれてきます。こういうびっくり箱のようなボルドーの面白さにハマる?人には、たまらないワインでしょうか?

 

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