クリスタリンダ カベルネ・ソーヴィニヨン カルメネールとの違いは?

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毎度こんばんわ。ワイン・家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。

業務スーパー河内屋で購入したシリーズ、クリスタリンダの続編/別バージョンのレビューとなります。

チリワインのド・ストレートであるカベルネ・ソーヴィニョンはどうでしょうか。

クリスタリンダ プレミアム カベルネ・ソーヴィニヨン CRISTALINDA premuim cabernet sauvignon

価格はカルメネーレと変わらず、478円税別/525円)です。

【メチャ結論いそぐ人へ】

この「クリスタリンダ プレミアム カベルネ・ソーヴィニョン」を店頭で買おうかどうか、迷った人

Cristalinda cabernet sauvignon
2日にわたって飲みましたが、この味は「ステイ」です
 

まず飲んでみた感じ

チリカベの先入観のせいでしょうか。期待感に反してこちらのクリスタリンダも、かなり味がソフトです。

ワインオクターブ論的には  

2/3オクターブ+1Hi

カベルネは後から来る、ジワ感はありませんでした。

その理由とは‥

ラベルの裏書きは、カルメネーレと同じように丁寧なレビューがありました。

「高い品質と圧倒的な存在感で、同クラスのワインを凌駕する、クリスタリンダ。生産拠点のマウレ・ヴァレーは、アンデス山脈と太平洋に囲まれたチリ最大のワイン産地。果実の凝縮味とブラックベリー、カシスの芳醇な香り。アクセントのあるタンニンと特有のディープな余韻がインプレッシィヴ。丁寧にダブル・トーストされたフレンチオークの樽香漂うワンランク上のワイン」

  • 原産国 チリ マウレ・ヴァレー
  • フルボディ
  • ブドウ カベルネ・ソーヴィニョン種
  • 適飲温度 16~18°C
  • アルコール 13%
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 神戸物産フーズ

オーナー兼醸造家/Juan Ignacio Menaからのコメントは、カルメネーレと変わりません。何度読んでも、ワインに対する素晴らしい精神、を感じます。

単独飲みのインプレ  

  同カルメネーレと比べてもさほど変わりはない、明るさを持ちます

熟度 ここは、チリカベ基準からは大きく下回ります。軽いです。

こういうテイストのチリカベがあるとは、飲むまで知りませんでした。

果実味は説明書きにあるより、弱く全体的にボリューム感はありません。スペイン/イタリア産の軽めワインとは違って、タンニンや他の要素で誤魔化そうとせず、ストレートに「若い」けれどカベルネのブドウの味のみでとことん、勝負しています。

若いだけに「酸味」とベリー種主体の香りが中心です。樽香臭も強く、ねちっこくグラスの中に回り込んできます。

メインは、サーモンソテーでした。魚もニンニクを含んだ香辛料を効かせ、こんがり焼いたせいかカベルネ・ソーヴィニヨンの相性はいいです。クセの強いカベルネでも、このメインとのマリアージュはいい結果となりました。

VS クリスタリンダ・カルメネーレ

VS クリスタリンダ・カルメネーレと飲み比べました。

カルメネーレの総合力は強いです。カベルネ・ソーヴィニヨンではどうしても、パワー派のチリカベのイメージから脱却できず「淡い」カベルネは認知されにくい、結果となりました。

一方、筋が通った一環した「味」の出し方は、とても個性あるチリカベとして十分認知しました。結果は、好みがカルメネーレのため、この勝負は負けとなります。

リピート、濃さ、相性度

リピート度 ☆☆★★★ 2つ  こうした仕上がりのチリカベも悪くない

味の濃さ率 ☆☆★★★ 2つ  モワッとした香りは消えません

食べ合わせ ☆★★★★ 1つ  サーモンは合いますが、濃いめの肉には?です

星の数は計5 478円÷5= の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度95.6円   作りは良いのですが、飲み手がついて行きづらい味です。

初心者へのおすすめ度 : いわゆるチリカベではない 5点満点で2点のオススメ

ラベルはとても誠意が感じられます。ただ、同じチリカベでも多くのアプローチがブドウ主体にチカラ任せに「オラオラ」パワーで攻めてくるワインが多い傾向にあります。そのメインステージから一歩引いて、(弱めでも)ブドウそのもので勝負したい個性を主張するワインです。