クロード・ヴァル 仏ワインに生まれ落ちた宿命・ペイドック 濃い赤ワンコインか?

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9月6本目のお初赤ワインのレビュー。

おフランス産の赤を手にしたのは、やはりヤオコーの特売20%オフが効いたから。704円でも充分お高い方なので、その実力は?クロード・ヴァル ドメーヌ ポール・マス Claude Val domaine Paul Mas

まず買うキッカケとなったのは、ワインの首にかけられたPOP。最優秀ワイナリーNo.1『ポール・マス』と掲げられ、受賞した4つの賞が裏に書かれている。何?ポール・マス、私は聞いたことはないけれど最近の著名生産者として、輸入した老舗モトックスは何とかしたいのだろう。

ペイドックという呼び名も、聞き慣れないので今回ググって初めて知った。なんだ、昔のヴァンドペイじゃん。言い方を変えただけね。いかにもフランスらしい。

フランスにはこうした階級意識というか、不合理な隠れた差別がある。(ワインにおいて)個体の持つポテンシャルを、形骸化した体制が認めないような陰湿な体質。それこそがワインについての呼び名のつけ方や、生まれ堕ちての土地の呼称や生産者・作り手への厳格さにあわられている。なにせ法律があるくらいですから。(個人の意見です)

こうした縛りに堪え切れない生産者が、アメリカやチリへいき復讐の思いを込めて現地で作ってんのかな?と勝手に推測しているくらいだ。

仏の赤ですが

言われなければわからなかった

カリフォルニアみたい、すっきりおいしい

これはフランスそのもの、と思う

調べると予想通りの南仏3兄弟、グルナッシュ・カリニャン・シラーのブレンド(➕メルロー)で構成されたスッキリ感の中にも重さを感じる好感もてる赤だ。特に本日のメカジキのソテー、生ホタテの醤油バター焼きという海鮮中心のメニューにはぴったり。特に少しフライパンの中で焦がし気味に味つけたホタテ焼きにはバツグンの相性だ。おいしい。

実力のあるまだ体重がのりきっていない、バランスいい前頭中位。本場所のように、夏の暑さをのりきり味覚の秋に入るこれからは、よりウマさを増しそうだ。

パリの大学には行かず、南の地方大学に通う魚介類が好きな、いつも小綺麗にしてる大学生。

リピート度☆☆★★★ 2つ 秋になるとふと思い出す感じ

味の濃さ率☆☆★★★ 2つ ピンとしてないし、軽くはない

食べ合わせ☆☆☆★★ 3つ 魚系にはちょうどいい

計7 売価704円÷7=

コスパ度 100.5円 自由に作られたPOPな味を評価

ハズレない人のペルソナ

決まりごとには反対、何かこだわり持って生活する自由な戦士

仏ワインの階級制度に埋もれたペイドックの魅力を再発見