こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。
世間はオリンピックで高揚ムードですが、我が家はまた、大嵐が吹き荒れてます。妻の股関節周りが「痛み」で動かせず、ほぼ寝たきり状態に突入しました。原因はステージⅣまでいったガン、の再発で間違いないでしょう。
この絶望状態までに至ると、さすがにワインの神が、救いの手をちょこっとだけ差し伸べてくれたのでしょうか?
今まで見向きもしなかった南仏産のシラー、で絶妙の名品に当たりました。
ヴィエイユ ヴィーニュ・シラー Chevalier de Caylus Syrah 2019
スーパー・ヤオコーで見つけました。898円(税別/987円税込)
【メチャ結論いそぐ人へ】
この「シラー・ヴィエイユ ヴィーニュ」をお店で買おうか、迷った人へ

まず飲んでみた感じ
開けてすぐ葡萄の深い香りが、辺りをつつみ込みます。
■ワインオクターブ論的には
1オクターブ+1Hi+1Lo
南フランスの傑作シラーですよ。

その理由
ラベル裏にはわりとカンタンな説明があります。
『南フランスのシラー種から作られたワインは、シラー特有のスパイシーな風味とダークチェリーなどを想わせる豊かな果実味が魅力です』
- 原産国 フランス/生産地オック(ランドック地方)
- メーカー名 アルマ セルシウス
- 品種 シラー種
- 中辛口/中重口
- 飲み頃温度 14~16度
- Pays d’Oc
- 2019年
- アルコール度 13.5% (高め)
- 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
- 輸入者 ローヤルオブジャパン
上記の会社のワインリストによると、数々のコンクール受賞歴があり、数が多すぎてとても紹介しきれません。10年連続はさすがに、度を超えてますよ。


単独飲みのインプレッション VS ライセス・シラー
色 ライトが当たっても深く濃い色は揺らぎません
熟度 生産会社がコンクール・キラーと言われるほど、熟度の高さを感じるワインです。
このワインはギリ割ってますが、ほぼ1000円です。その価格以上の価値の高さに、今までまるで気づきませんでした。ボケとるで〜。
それと同じで、普通のただただおいしい夕食を囲める、という幸せが、アタリマエと思っていたことに今更後悔しています。
「おいしい」といってくれる、ともに「笑ってくれる」、ワイン飲みすぎて、ついつい大声を出して、怒られる日々。もっと大切にしておけばよかった‥
こんなに美味しいシラーを飲んでいるのに‥ 涙あふれそうです。
ワインは何もわるくない。自分が「日常」は長く続くもの、と軽く考えてただけ。
タンニンの枯れ具合が深く絶妙で、上品な仕上がり方。甘さや他のブレンドに頼らないで、単独で仕上がっている、独立/スタンドアローンな姿が凛々しい。
メインは、回鍋肉ですが、今日は何でも合わせられる万能型のワインなので、魚でも肉でも全ておいしいでしょう。単独飲みでももちろんイケます。
同じシラー種ONLYの、VSライセス・シラーと飲み比べです。
スペインのシラー/ライセスも辛味の個性があって、とても料理に合う点は評価されると思います。今日は相手が強すぎです。

味とクオリティであの「天下のキング・オブ・シラー」イエローテイルを超えるシラーズに、はじめて出会いました。
対決では、ヴィエイユ ヴィーニュ・シラー全勝ちします。
リピート、濃さ、味の相性度
リピート度 ☆☆☆☆☆ 5つ 2割引の日にまとめ買いだ!
味の濃さ度 ☆☆☆☆★ 4つ 重いボディは他にあっても、深みではなかなか無い
食べ合わせ ☆☆☆☆☆ 5つ 魚でもいちおう試しますがまず問題ないかと
星の数はほぼ満点の、計14個 898円÷ 14= の結果は
コスパ度/ワインの総括
コスパ度64.1円。 2割引の日に買うと、コスパはもっと上がる(@51.3円)
初心者へのおすすめ度 : これこそ初心者にも飲んでほしい 5点満点で5点のオススメ。