中世紀に世界制覇した国の 威厳を備える
滅入りそうな日は踏ん張る。もっとおいしい「家飲みワイン」でパワーチャージだ。そんな時に、目に入ったのはコイツ。
バルカトリナ Valcatrina
ポルトガルの逸品。以前のレビューをみると凄いね、ツワモノ戦士の歴史絵巻だ。
- 2019年10月(ここではコスパ評価つきで細かく説明)
- 2019年11月(強敵!VSウッドブリッジ、VSレッドウッド)
- 2019年11月(有名対決VSジェイコブズクリーク)
- そして2019年11月末(最強の甘み対決VSマノワール・グリニョン)
- 変わりどころとしては、2019年12月(VSディーキン・エステート、VSトキ・アンディーノ)
勝敗については各レビューを参照あれ。あらためて並べて読んでも醒めないし、逆に思い出して興奮した。いいワインっていうのは、飲んだあとでも2倍3倍楽しめるんだ。
購入場所はカルディ。毎日通勤しなくなるとこの場所のUPDATEもできないのはつらい。何?いつのまにか店の人気が第2位になってる!通常価格の880円(税別)。
現在の番付表は、地方巡業で東大関か。(6月場所現在)
でも、張出横綱のウッドブリッジには勝てて、同じ張出横綱のマノワール・グリニョンには負ける、というところがまだ”カワイイ”ところ。
こちらも最近の傾向と同じく、2日間にわたって各ワインと飲み比べた。
さて今日の結論だ。
このワインの試飲結果
ぼ〜っとしている日には、甘みが厚いワインは本当に助かる。思考が回るカンフル剤か?思考を飛ばす*ドープワインか?(*危ないワインではありません)
それほどに魅力的なのだ。
その理由を考察する‥
行司役のメインおかずは、初日はシャケ焼き魚。今日はチキンのオーブン焼き香草スパイス、で対戦した。ワインは、VSボヤール・メルロー 、VSエスコンディダ、VSアルパカ、VSコンドル・メルロー、という最近の中堅/若手層だ。
VSボヤール・メルロー
実力派ボヤールから。比べて飲むと、こやつメルローにしては随分辛いことがわかる。
ザラっとした飲みここち⇨ボヤール・メルロー ⇨長い余韻
開栓から果実味深い⇨バルカトリナ ⇨「場」を制するパワー
バルカトリナ 勝ちかな
鮭の焼き魚でいくと、どんなワインでも合わせにくいだけに個性が丸出しになる。苦くなりがちな「辛味」ワインでは相性が悪かったかもしれない。
VSエスコンディダ
マルベック との対戦では、味のタイプが違いすぎるが、
ここは好みで
バルカトリナの 勝ち
やはりシャケ、というメインが大きく影響するが、個性的で飲みやすいはずのマルベック種が、バルカトリナ と飲み比べた途端、急に雑味を多く感じてしまう。シラーズブレンド強し。
VSアルパカ、VSコンドル・メルロー
普段から手にとりやすい大衆的な2本。それゆえに、和風料理全般になじむ。
アルパカとチキンオーブン焼きは、十分文句なし。カベルネとメルロー ブレンドという一般ウケする「お馴染みの定食」的なテイストに対して、コンドル・メルロー も「少し違った一定した普遍の甘み」で対抗し、バルカトリナ に挑んだ。
■アルパカ≒バランス重視⇨ 後味にほんの少し雑味がまじる
■コンドル・メルロー ≒ 果実味勝負 ⇨濃度のクオリティの差
両者健闘したものの、ここも バルカトリナ の勝ち
このワインの総括
7月場所(地方巡業)でこの結果がどう反映されるでしょうか?何はともあれ、バルカトリナ を飲んでとても元気が出た。
ハズレない人のペルソナ
飲みたくなるトキに、きっとそばにいて欲しいと思う大事な人