バルカトリナ いまこそ心に響く味 ~season3~

この記事は約3分で読めます。

中世紀に世界制覇した国の 威厳を備える

滅入りそうな日は踏ん張る。もっとおいしい「家飲みワイン」でパワーチャージだ。そんな時に、目に入ったのはコイツ。

バルカトリナ Valcatrina

ポルトガルの逸品。以前のレビューをみると凄いね、ツワモノ戦士の歴史絵巻だ。

  • 2019年10月(ここではコスパ評価つきで細かく説明)
  • 2019年11月(強敵!VSウッドブリッジ、VSレッドウッド)
  • 2019年11月(有名対決VSジェイコブズクリーク)
  • そして2019年11月末(最強の甘み対決VSマノワール・グリニョン)
  • 変わりどころとしては、2019年12月(VSディーキン・エステート、VSトキ・アンディーノ)

勝敗については各レビューを参照あれ。あらためて並べて読んでも醒めないし、逆に思い出して興奮した。いいワインっていうのは、飲んだあとでも2倍3倍楽しめるんだ。

購入場所はカルディ。毎日通勤しなくなるとこの場所のUPDATEもできないのはつらい。何?いつのまにか店の人気が第2位になってる!通常価格の880円(税別)。

現在の番付表は、地方巡業で東大関か。(6月場所現在)

でも、張出横綱のウッドブリッジには勝てて、同じ張出横綱のマノワール・グリニョンには負ける、というところがまだ”カワイイ”ところ。

こちらも最近の傾向と同じく、2日間にわたって各ワインと飲み比べた。

さて今日の結論だ。

このワインの試飲結果

ぼ〜っとしている日には、甘みが厚いワインは本当に助かる。思考が回るカンフル剤か?思考を飛ばす*ドープワインか?(*危ないワインではありません)

それほどに魅力的なのだ

その理由を考察する‥

行司役のメインおかずは、初日はシャケ焼き魚。今日はチキンのオーブン焼き香草スパイス、で対戦した。ワインは、VSボヤール・メルロー 、VSエスコンディダ、VSアルパカ、VSコンドル・メルロー、という最近の中堅/若手層だ。

VSボヤール・メルロー 

実力派ボヤールから。比べて飲むと、こやつメルローにしては随分辛いことがわかる。

Bulgaria,Merlot

ザラっとした飲みここち⇨ボヤール・メルロー ⇨長い余韻

開栓から果実味深い⇨バルカトリナ ⇨「場」を制するパワー

バルカトリナ 勝ちかな

鮭の焼き魚でいくと、どんなワインでも合わせにくいだけに個性が丸出しになる。苦くなりがちな「辛味」ワインでは相性が悪かったかもしれない。

VSエスコンディダ

マルベック との対戦では、味のタイプが違いすぎるが、

Argentina,Malbec

ここは好みで

バルカトリナの 勝ち

やはりシャケ、というメインが大きく影響するが、個性的で飲みやすいはずのマルベック種が、バルカトリナ と飲み比べた途端、急に雑味を多く感じてしまう。シラーズブレンド強し。

VSアルパカ、VSコンドル・メルロー 

普段から手にとりやすい大衆的な2本。それゆえに、和風料理全般になじむ。

cabernet merlot
better sweet
Chile, Mild

アルパカとチキンオーブン焼きは、十分文句なし。カベルネとメルロー ブレンドという一般ウケする「お馴染みの定食」的なテイストに対して、コンドル・メルロー も「少し違った一定した普遍の甘み」で対抗し、バルカトリナ に挑んだ。

■アルパカ≒バランス重視⇨ 後味にほんの少し雑味がまじる

■コンドル・メルロー ≒ 果実味勝負 ⇨濃度のクオリティの差

両者健闘したものの、ここも バルカトリナ の勝ち

このワインの総括

7月場所(地方巡業)でこの結果がどう反映されるでしょうか?何はともあれ、バルカトリナ を飲んでとても元気が出た

ハズレない人のペルソナ

飲みたくなるトキに、きっとそばにいて欲しいと思う大事な人

フランスワインだけ好きなのでは、一生こういう赤ワインに出会えない